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Orygmaspis contracta
ブリティッシュコロンビアMcKay層は現在も採掘されていると見られ、新種の三葉虫が見つかり続けています。カンブリア紀三葉虫は種類が多いので、この産地の三葉虫を全て入手しようとなると労力が必要かと思います。また、標本コンディションの良いものがなかなか得られないのも難点です。一方で、論文で掲載されるものの中には高品質のものもあり、2017年当標本と同種で、消化管細部まで残っている驚きの資料があります。(フリーアクセス論文後半) https://www.researchgate.net/publication/309549546_Exceptionally-preserved_late_Cambrian_fossils_from_the_McKay_Group_British_Columbia_Canada_and_the_evolution_of_tagmosis_in_aglaspidid_arthropods
Upper Cambrian McKay Group Fraser river,Cranbrok,British Clumbia,Canada Orygmaspis contractatatsutoy
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Archegonus nehdenensis
私見になりますが、Archegonusの代表3種を鑑別してみました。画像2枚目と3枚目をご覧下さい。 2枚目 A.nehdenensis,長い頬棘。 3枚目左 A.laevicauda,中位頬棘,頭蓋に向かって顔線の幅広め。 3枚目右 A.aprathensis,頬棘無し,顔線と目の位置が他の2種と異なる。
Lower Carboniferous Kulm Basin, CUⅡ Aprath, Germany Archegonus nehdenensistatsutoy
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Archegonus (Latibole) laevicauda
ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州都デュッセルドルフ東部は石炭紀始めのトゥルネー期、ヴィゼ期の地層があります。三葉虫は過去の時代に比べ衰退しており、この地域の地層資料を見ても、示準化石として三葉虫を扱っていない文献もあるので、産出量が多くない事を想像します。三葉虫コレクターにとってこのアプラート産は悩ましく、①どれも同じに見える。➁資料が少ない、もしくは古い資料はドイツ語で書かれておりよく解らない点です。この悩みについて別ページのpublicationsにて参考資料を公開致します。
Lower Carboniferous Steinburg Aprath, Germany Archegonus (Latibole) laevicaudatatsutoy