Archegonus nehdenensis

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私見になりますが、Archegonusの代表3種を鑑別してみました。画像2枚目と3枚目をご覧下さい。
2枚目 A.nehdenensis,長い頬棘。
3枚目左 A.laevicauda,中位頬棘,頭蓋に向かって顔線の幅広め。
3枚目右 A.aprathensis,頬棘無し,顔線と目の位置が他の2種と異なる。

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  • 特徴が分かりづらい石炭紀以降の三葉虫ですが、Archegonusの見分けにもやはり苦労しておりました。
    この頬棘での分類方法はわかりやすいですね。この方法なら少なくとも、頬棘のないA.aprathensisを、頬棘の一番長いA.nehdenensisと混同してしまう事はなさそうです。facial sutureの位置関係も補助になりますね。貴重な情報をありがとうございます。

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    tatsutoy

    2021/07/18

    素人の見立てなので、科学性は0ですけどね…
    もし、今後も石炭紀やペルム紀の三葉虫をコレクションされるのであれば是非、以下文献一覧サイトを参考下さい。同時代に特化した世界中の資料がアーカイブされています。(このロシアの先生、かなり攻めています。故濱田先生の日本ペルム紀論文まで抑えています。)
    https://www.palbio.ru/trilobites?type=literature

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    Trilobites

    2021/07/20

    なるほど、頬棘で識別可能だったとは意外でした。更に顔線でも違いがあったのであれば、今後は容易に判別できそうです。長年つっかえていた謎が解け、すっきりできました!

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    tatsutoy

    2021/07/20

    少しでもお役に立てれば幸いです。ただ、他のマイナーなArchegonus達が入っていると、途端にこの分類では通用しなくなるので申し訳ございません。

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