聖地モンセラット~神々の黄昏

初版 2023/05/29 14:29

改訂 2023/08/18 13:29

画像を整理していたら、2018年に行ったモンセラットの写真が出て来ましたのでアップしたいと思います。

カルドナのパラドールに一泊した後、奇岩の並ぶカタルーニャの聖地、モンセラットに向かいました。この地はカタルーニャ人の精神的支柱であり、ガウディが何度もここを参拝したことが知られています。パラドールからタクシーに乗り、登山電車の始発駅である「Monistrol de Montserrat」に向かいました。

https://muuseo.com/shinshin3/diaries/8

1000年の宿 カルドナ パラドール | GreenMile Laboratory | MUUSEO My Lab & Publishing

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グリーン参る

タクシーの車窓からもモンセラットの山々が見えます。

登山電車の始発駅「 Monistrol de Montserrat」です。肝心の電車の写真は撮り忘れました(笑)。

始発から終点のモンセラット駅まではおよそ30分。車窓から見上げるモンセラットの稜線です。

こんな山間に大きな建物が。生活している方もたくさんいるようです。

周囲はかなりの断崖絶壁です。快晴で良かった~。

山頂駅に到着しました。こちらサンタマリア聖堂です。お堂の創建は12世紀だそうですが、1812年にナポレオンにより破壊され、現在の聖堂は20世紀初頭に作られたものだそうです。

ガウディが「サグラダファミリアの参考にした」と言われているゴツゴツした岩山。層雲峡も奇岩ですが、こちらは丸みを帯びた「自然薯」のような質感です。

こちらバルセロナのサグラダファミリア教会の「受難のファサード」ですが、モンセラットの雰囲気が感じられますでしょうか。

建物の上にのしかかるような凄い岩の圧迫感。

一方、ホテルの窓辺には可愛らしいオレンジの花壇が置かれています。

モンセラットとしては本日はかなり人が少なめのようです。

モンセラット大聖堂のファサード。十二使徒の像が出迎えます。

聖堂入口のすぐ近くに小さなお堂があり、参拝者のろうそくが沢山灯されていました。

10-12歳の少年聖歌隊「モンセラット・エスコラ二ア」が夏休みのため、堂内は比較的空いていました。通常はこの美しい歌声を聴こうという人で大変な混雑だそうです。この聖歌隊は12世紀に創立されたヨーロッパ最古の少年合唱団のひとつです。

奥の金色に輝くところにマリア像が置かれています。

こちらがその黒いマリア像。12世紀にこの岩山に光を見た羊飼いの子どもたちが、山の洞窟の中で発見した聖母子像と言われています。像が黒くなった理由は不明ですが、ロウソクの煤で黒くなったとも言われています。

気温32℃の中、歩いていたのでカフェでサッポロビールに似たビールを飲んで一休み。仕事の関係で月の半分は夜もアルコールを摂れない私としては、1週間酒を飲み続けることが出来るのは夢のようです。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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