ローマの休日~調度の美しいホテル

初版 2023/12/16 12:41

改訂 2024/01/23 15:13

ローマのホテル選びは大変でした。全体に価格は高いわりになかなか良いところがみつかりません。当方の条件としては①体を伸ばせるバスタブがあること(スイートルームでもシャワーのみのところがかなり多い)②寝心地の良いベッドがあること③朝食の評判が良い④比較的安全な地区にある⑤コンシェルジュが有能 といったところです。

選んだのがトレビの泉まで徒歩数分のところにあるこのホテル。全12室の小さなホテルです。10月の宿泊を半年以上前の3月には予約していましたが、ほぼ全室、平日含め半年先まで予約が埋まっていました。

ホテル入口。ベルを鳴らしてスタッフにドアを開けてもらうことになります。

ホテルの庭です。生垣がきれいに整えられており、ここでランチ、ディナーを取ることもできます。

鉢植えにレモンの実がなっています。

夜はこんな感じ。

ここの庭で夕食に食べたパスタ。

一階のラウンジです。随所にシノワズリーを思わせる調度が見られます。ここは青のソファが置かれています。

夜照明が灯るとこんな感じになります。

さりげなく飾られていますが、素晴らしいタペストリーです。

こちらは赤いソファーのコーナーの昼と夜。

夜になると飲み物が置かれ、セルフサービスではありますがカクテルも作れます。

どれも調度は使い込まれた立派なものでした。

何故かロビーにファン・ダイクの自画像が飾ってありました(盛ってる?)。

ちなみにウフィツィ美術館に飾られていた十数年後の彼の自画像はこちら。

ライブラリー。

寛ぐことのできる場所があちこちにあるのはありがたいです。

ホテルには二人乗ればいっぱいの小さなエレベーターが一台ありますが、この階段を上がった二階に宿泊のお部屋があります。

二階のホール。小さなホテルではありますが、こうしたスペースが十分広くとられています。

今回宿泊したホテルには、「モスグリーン」を基調とした部屋と「青」を基調とした部屋があるのですが、以前泊まったウィーンのホテル(上の写真の部屋です)の色調がとても心地良かったので、モスグリーンの部屋を選びました。

宿泊の部屋の木製扉を開けるとこのようなエントランスホール。

こちらはリビングコーナー。額装された絵のセンスもいいです。

ベッドルームの窓は大きく、ふんだんに日の光が入ります。左の窓からホテルの庭が見渡せます。

朝ごはん。ヨーロッパではいつも「野菜がもう少し並んでいたらなぁ」と思ってしまいます。この点だけは北海道のホテルの圧勝です。

でもチーズの種類は完敗です。特にこのホテルは沢山のチーズを提供していました。

左の血液の入ったハム(表現が悪くて申し訳ありません)も美味しいんですよね。

いろんな種類のヨーグルトがありましたが、プロポリス入りのヨーグルトは初めてでした。コクがあってとっても美味しい。

毎朝オムレツを作ってもらいました❗

締めはやっぱりカプチーノです😉。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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