Henning Christiansen “Abschiedssymphonie”

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これまた、謎物件ですねぇ。どうも、Henning Christiansenは、フルクサス運動に関わっていたデンマークのコペンハーゲンの作曲家で、現代音楽家の一人と言うことば分かりました。Discogsによれば、1972年からレコードをリリースしており、また、彼は2008年12月10日にMønで他界しています。その間にも色々なコラボレーターと共作をしていますが、彼の経歴はそれ以上はよく分かりませんでした。それで、本作品ですが、Christiansen自身は作曲・ピアノ演奏・録音をこなしており、他に、韓国のマルチメディア・アーティストNam June Paikがピアノとヴァイオリンを、独逸人の前衛芸術家Joseph Beuysが電話(!)を演奏していています。と言うことは、3人とも、フルクサス関係のダダイストと言うことでしようか?(厳密にはBeuysは違いますが) その関係で、Christiansenは正当な音楽教育を受けていない2人に演奏を頼んだ言うことでしょう。ポロンポロンとゆっくりと爪弾かれるリリカルなピアノやまた時に激しく連打されるピアノに、電子的変調を掛けられたもう一台のピアノや電話の音、或いは波や金属質な電子音や声などが絡んで、不思議な音風景を醸し出しています。特に大きな盛り上がりもなく、またミニマルでもない、一種「中庸」の音楽ですが、そこはそれ、この3人で単にそれだけで終わる訳でもなく、しっかり好き勝手な音を出しています。そして、録音だけでもChristiansenの他に、Ernst Kretzer、Esben Christiansen、Lorenzo Mammi、Thomas Stelterと言う豪華な布陣で行っており、ミックスもChristiansenとJean Martinで行っています。それだけポスト・プロダクトが重要と言う曲と言うことだと思います。と言う訳で、現代音楽、それもフルクサス関係の音楽ですが、耳を開放してみれば、その面白さを聴取できると思いますので、是非ともチャレンジしてみて下さい❗️

https://youtu.be/3_FWe1g3zwA

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