Snakefingure “Greener Postures”

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本名Philip Charles Lithmanと言っても、直ぐにはピーンと来ないですよね?と言う訳で、今回は、LithmanことSnakefingerのセカンド・アルバム”Greener Postures”を紹介します。元々、英国の南ロンドン出身の彼は英国ブルース・シーンで活動していましたが、1971年に米国SFに移住し、そこで、Avant-PopグループThe Residentsと交流し、彼がヴァイオリンを弾く時の指使いが「蛇のような指の動き」と言うことからSnakefingerとニックネームを名付けられます。1972年に彼は英国に戻り、Martin Stoneと共にパブロックバンドChilli Willi and the Red Hot Peppersを結成し、デュオとしてアルバム”Kings of Robot Rhythm.”をリリース、更に1974年には、フルのアルバム”Bongos Over Balham”をリリースしていますが、商業的には売れませんでした、それで、彼は、1975年に再び、米国LAに行き、レコード・レーベルを探していました。数年後、彼はSFに戻り、The Residentsと連絡を取り合い、Snakefingerの名前で、彼等のレーベルRalph Recordsからファーストアルバム”Chewing Hides the Sound”を1979年にリリースします。このアルバムではKraftwerkの名曲”The Model”のカバーも収録しています。このアルバムでも彼の特異なスライドギターも使われています。続いて、1980年には、本作品でもあるセカンドアルバム”Greener Postures”をリリースします。同年、豪州ツアーを行なっていますが、その最中に心不全を起こし、6ヶ月間、入院してしまいます。それで、1982年に、彼はThe Vestal Virginsと言うバックバンドを結成していますが、そのメンバーにはCaptain Beefheartの副手Eric Drew Feldmanも含まれています。それで、彼はThe Vestal Virgindと共にアルバム”Manual of Errors”を1982年にリリースし、更に1984年にはブルースのカバー曲集”Snakefinger's History of the Blues: Live in Europe”をリリースしています。その後、1986年には4枚目にして最後のアルバム”Night of Desirable Objects”をリリースしますが、その後、1987年7月1日に、欧州ツアーでオーストリアのLinzで、ゲストルームで心不全の為、亡くなっているのが発見されています。 
これが、ザックリとしたSnakefingerの活動となりますが、彼のセカンドアルバムでもある本作品”Greener Postures”の内容について紹介します。Snakefingerは、The Residentsとはお互いに協力し合っていますので、彼のスライドギターなんかは両者で似通った感じをお互いのアルバムで聴取できますね。彼のバックをThe Residentsが協力してしているせいか、やはりヘンテコな演奏になっていますし、曲もSnakeginger自身だけてばなく、The Residentsも関わっているようなので、アレンジも含めて両者は似通っています。まあそれだ(け、お互いに信頼しているってことなんでしょうね。差し詰め、「高熱にうなされた時の悪夢な童謡」と言ったところでしようか? 基本的に陽性な曲なんですが、なんか音が少しぐにゃりとねじ曲がっている、そんな感じと言えば分かってもらえますかね。一種の時空の歪みがThe ResidentsとかSnakefingerの曲にはありますよね?そんなことを考えさせられるヘンテコなアルバムです。これは練習して出来るようになれる訳ではなく、多分先天的に持って生まれた才能(=異能)なのだと思うんですが、どう思います? 今回、調べてみて、Snakefingerが出したプルースのカバー集を聴いてみたくなりました。皆さんも、The Residentsが少なからず好きであれば、Snakefingerも聴いてみて下さい❗️

https://youtu.be/CxqiMm7JBlo

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