Mads Emil Nielsen + Chromacolor “Constellation”

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これは、視聴して気に入ったので購入したブツです。私はこのレーベルもアーティストも全然知らなかったのですが、レーベルについて少し調べました。Arbitraryは、デンマークのレーベルで、Mads Emil Nielsenによって2014年に設立されています。このレーベルでは、録音物(VinylやCD)の他、図形楽譜や視覚芸術品などもリリースしており、独逸、米国や露などのアーティストによる実験的ミックステープやコラージュ音源などのコレクションもリリースしているとのことです、またこのレーベルは「ライブ&リスニング・ルーム」と言うコンサート・シリーズをコペンハーゲンで行ってもします。また、当たり前なんですけど、レーベルの運営者でもあるMads Emil Nielsen自身の作品やコラボ作品が多いです。また、図形楽譜を演奏するFrameworkシリーズとして、Andrea Neumann, Jan JelinekやNicola Rattiの他、ベルリンで、活動しているDenselandやThe Pitchも作品もリリースしています。大体、このようなサウンド・アート的なレーベルなのですが、今回は、その創設者でもあるMads Emil Nielsenの作品と独逸のサウンド・アーティストにしてプロデューサーChromacolorことHanno Leichtmannによるリミックス・トラックから成る10㌅シングルとなっています。元のトラックはMads EmilがストックホルムのEMS電子音楽スタジオでBuchlaシンセを用いての即興演奏と短い録音と、それらにオーケストラのループ音をミックスして、それをA面に配置して”Constellation “としてます。こちらは如何にもBuchlaと言うべき、スペーシーな作品でシンセ好きには堪らない作品になっています。一方、Chromacolor側は、2017年にMads Emilが行ったライブ・パフォーマンスを聴いた後に、Hannoが、Mads Emilのトラックも含めて色んな音源をリミックスした曲をB面に配置して”Constellation Remix”としています。その為か、B面は、一部重低音聴かれますが、ややアンビエント調になっており、ヴィブラフォンの音やFender Rhodes の音も使われて、落ち着いた音楽になっています。両者の対比が面白く、リミックスでこんなに変わるのか!と驚いてしまいますが、現代のリミックス文化では当たり前なのかもしれませんね。ただ、もう少し長く聴きたかった感は否めません。しかしながら、現在進行形の電子音楽(サウンド・アート)を聴くことができますので、皆さんも良かったら、聴いてみて下さい。

“Constellation” by Mads Emil Nielsen
https://youtu.be/nyNfFY8QVQg

“Constellation Remix” by Chromacolor
https://youtu.be/abnAUKhNlX0

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