Grim “Discharge Mauntain”

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Grim、それは小長谷淳氏のソロ・ユニットです。元々は1980年代にWhite Hospitalと言うインダストリアル・ユニットで、桑原氏と共に活動してきた小長谷氏が.同時期にソロをやりたいと言うことで、1985年に始動したユニットのことです。1986年に自身のEskimo Recordsより”アルバムFolk Music”をリリースするも、その後、沈黙。そして、26年の冬眠期間を経て、2013年に突如、Grimは、”Love Song”と”Psycho Sun”2作品を国内及び国外のレーベルからリリース、リスナーの度肝を抜きました。それからの怒涛の進撃は、多分私よりも詳しい方々がいらっしゃるとは思いますので、割愛させて頂きます。その音楽のスタイルは、単にインダストリアルとかパワー・エレクトロニクスと言うのとは異なり、個人的には、寧ろリチュアルと言った方が良いかと思います。今まで日本に無かったタイプのノイズ・ミュージック(ノイズと言うのが正しいかとうかはよく分かりません、取り敢えずその文脈で)であると思います。ある種、修験道者のような意味合いでの「リチュアル」です。そして、少し調子がズレていますが、気合一発のVoがグリム語で歌われていますライブではギターの方やメタパーのLinekraft大久保君が参加しているようです。基本的にはライブとレコードなどの録音物は別物なのかもしれませんね。録音物では、より構築的な曲を作っているようです。それで本作品ですが、アートワークも秀逸なだけではなく、音の内容もよく練られたホーンの響き、グリム語のヴォイス及び鈴の音。神聖なる邪教の宴が垣間見られます。日本ではこのスタイルの音楽は希少だと思いますが、それ故にGrimは突出しているとも言えますね。一言で言うと「ジャパニーズ・リチュアル・インダストリアル」と言う感じでしょうか? 個人的には、神道やチベット仏教を想起しました。10㌅なので、ちょっと物足りないかもされませんが、それ故にまた聴きたくなる仕様です。皆さんもGrimの録音物に触れてみて下さい。きっと何か発見がありますよ!

https://youtu.be/1XQ2Dr_MQ-8

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