The Stranglers “The Raven”

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またまた登場、英国パンク界のサーバイバーThe Stranglersの4枚目のスタジオアルバム”The Raven”です。バイオグラフィーは前回のを参照してください。彼等の作風が、この辺りから変化しつつあるので、その過渡期的作品となります。初っ端の短いインスト曲”longship”から何かが違うと感じましたが、それは、それまでのゴリゴリしたJean-Jacques Burneのベースの音がややまろやかになったこととタイトル曲に代表されるJJの抑制されたヴォーカル・スタイルの変化によるのでしょうか。それと、Dave Greenfieldの機材のアップデートで、それまで愛用していたオルガンやエレピが余り使用されなくなり、代わりにARPなどのポリフォニック・シンセを大々的に導入したのも一因かもしれません。それまでのピロピロしたワウをかけたエレピや巧みなオルガンは殆ど聞かれません。その一方で、”Dead Loss Angeles ”のようなHughもベースを弾くツイン・ベースの曲のような実験的な曲も含まれています。正直,それまで、かなりのファンであった私はこのアルバムにはちょっと残念な感想を持ってしまいました。まあ,今、聴き直すと凝った音作りで、それなりに良いのですが、第一印象が良くなかったので、どうしても引いてしまいます。因みに、私の所有している初版はジャケが立体画像になっています。一時期、このアルバムの”Nuclear Device~Down Under”は仕事中にヘビロテしてましたw でも、アルバムの完成度は良いと思いますので、The Stranglersを未聴の方は聴いてみてください。きっと何かを感じることと思います。

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k8O7lZjeBKPQMbObw9gwI4WJxfDGt0C0c

#TheStranglers #TheRaven #NewWave #Punk #NuclearDevice #Synthesizer

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