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Fischer-Z “Going Deaf For A Living”
このバンドは、以前にファースト・アルバム”Word Salad”を紹介していますが、この作品は当時のテクノ・ポップな作品として非常に優れており、当時は愛聴していました。しかしながら、本作品でもあるセカンド・アルバム”Going Deaf For A Living”では、Kbdが抜けて、レゲエになったとの噂が流れていたので、当時は手を出しませんでした。随分後になって、偶々、中古レコード屋で餌箱を漁っていた時に見つけて、何の気無しに買ったと言う経緯があります。それで、気が付いたのですが、KbdのSteve Skolnikはまだ在籍していますし、ファーストよりはテクノ色は薄らいたものの、ニューウェーブとしてはまだまだ全然イケましたので、良く聴いていました。Fischer-Zのバイオグラフィーについては、前回、ここら辺までは書いてありますので、1回目の解散までを極簡単に書いておきます。元々は、1977年に、John WattsがStephen Skolnikと共に結成したのが始まりで、最初のライブは英国パンククラブで行われたそうです。そして、1979年に、ファースト・アルバム”Word Salad”をUnited Artists Recordsより出しており、The BuzzcocksとThe Stranglersと同時リリースだったとか。それで、シングルカットされた”Remember Russia”をBBCのRadio 1のDJJohn Peelが何度も何度も放送したこともあって、TV番組The Old Grey Whistle Testにも出演し、欧州でも人気が出ました。そして、セカンド・シングル”The Worker”に至っては、1979年にTV番組Top of the Popsにも出演しています。そうして、本作品でもあるセカンド・アルバム”Going Deaf For A Living”をリリースします。Wattsは、突拍子の無いポップ・ソングが、世界的な政治的テーマを捉えることが出来ることを可能であると考え、次のシングル”So Long”を1980年に出していますが、これが、新しく導入されたMTVでも取り上げられています。その為、翌年1981年に、最も商業的に成功したサード・アルバム”Red Skies Over Paradise”をリリース、2枚のシングル”Marliese"と"Berlin"も、このアルバムに収録されています。これらのアルバムのヒットから、1980年〜1981年の期間に、英国、北米、欧州で、200回ものライブをこなしていますが、Wattsは、このメンツでは、当初のパンクな理想からどんどん離れていってしまうと考えて、1982年にバンドを解散します。その後、Wattsはソロ活動などにしていましたが、1987年に、Wattsは、メンツを全く替えて、Fischer-Zを再開します。アルバムもコンスタントに出して、現在も活動中です。ただし、2004年に、25周年記念アルバム” Fischer-Z Highlights 1979-2004”の制作過程で、Garden Party DVDの撮影の為、オリジナルメンバーで、1回だけ再結成したことがあります。 と言うのが、Fischer-Zの大体の経歴なのですが、本作品では、まだKbdのSteve Skolnikも在籍していますが、ファーストのような如何にもテクノポップなイメージとは随分異なりますね。因みに、本作品でのメンバーは、John Watts (Vo, G), David Graham (B), Steve Skolnik (Kbd), Steve Liddle (Drs)のオリジナルメンバーです。それでは、各曲について紹介していきたいと思います。 ★A1 “Room Service” (3:42)は、ややレゲエ調の曲ですが、Wattsは、珍しくファルセットでは歌っていません。サビの所はカッコ良いですが、柔らかいトーンのシンセが使われています。 ★A2 “So Long” (5:00)は、最もヒットした曲で、Wattsはファルセットで歌っており、シンセもナチュラルなフレーズを奏でており、タイトなリズム隊はダンサブルなビートを叩き出しています。 ★A3 “Crazy Girl” (4:28)は、メロディアスなBが特徴的な曲で、洗練されたパワーポップと言った感じです。シンセは間奏のみですが、如何にもSkolnikなフレーズです。 ★A4 “No Right” (2:38)は、激し目のパンキッシュな曲ですが、Fischer-Zっぽいアレンジが施されていますし、シンセやGソロなんかも聴取できます。 ★A5 “Going Deaf For A Living” (3:31)は、表題曲で、ドタドタした性急なビートに軽快なフレーズで、WattsのファルセットVoも良く映えています。また、泣きのポリシンセやコーラスワークも絶妙です。 ★B1 “Pick Up / Slip Up” (2:37)も、パンキッシュなノリの曲ですが、ファルセットVoと分厚いKbdが曲を異化しています。サビのレゲエ調のアレンジも秀逸! ★B2 “Crank” (3:07)も、性急なビートがバリバリのパワーポップですが、途中の戯けたようなシンセがこの曲のキモですね。カッコ良いです! ★B3 “Haters” (4:07)は、一転、レゲエ調の落ち着いた雰囲気の曲となっていますが、Wattsは抑制的に歌っています。ファーストの”Remember Russia”風のシンセが泣かせます。因みに、GXがやっているノイズバンドThe Hatersとは無関係です(当たり前か)。 ★B4 “Four Minutes In Durham” (4:05)は、陽キャなアレンジが冴えるパワーポップな曲で、Wattsはそれ程ファルセットでは歌っていません。リズム隊がタイトで心地良く、シンセも独特のアレンジ/使い方です。 ★B5 “Limbo” (2:15)も、性急で激し目の曲で、もう何を歌っているのかも良く分からない程ですが、シンセが結構、活躍しています。Bもタイトでカッコ良いです。 本作品は、ファースト・アルバムに比べると、それ程テクノポップな感じはしませんが、得意のレゲエ調アレンジやWattsのファルセットVoも聴けますし、シンセも効果的に使われていますので、よりパワーポップな印象を受けますね。なので、ファーストを期待すると、ちょっと落胆するかも知れませんが、意外とFischer-Zの本質を現出している作品かも知れません。また、リズム隊のタイトな録音が素晴らしく、そこら辺も聴き所と思います。パワーポップとしてのFischer-Zを聴いてみて下さい❗️ A2 “So Long” (MV) https://youtu.be/Ejy7L64lFWM?si=NccNN2Qk6dXSQ01X [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nZ23etMlABVnWv_KOSdHPjyJihSc13dUs&si=szDl0XwOfBtboX9l #Fischer-Z #GoingDeafForALiving #UnitedArtistsRecords #2ndAlbum #NewWave #PowerPop #Keyboards #JohnWatts #DavidGraham #SteveSkolnik #SteveLiddle
New Wave / Power Pop UNITED ARTISTS Records 不明Dr K2
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Amon Düül II “Viva La Trance (恍惚万歳!)”
やっと入手しましたAmon Düül IIの6枚目アルバム”Viva La Trance (恍惚万歳!)”です。何だか、タイトル、特に邦題だけで気に入っていて、欲しかったんですよ。Amon Düül IIのバイオグラフィーは前にも書きましたので、省略させて頂きます。”Lemmingmania”の紹介でも書きましたが、United Artists Recordsと契約を結んで、Amon Düül IIは比較的短い曲を書くようになりましたが、本作品をもって、UA Recordsからは除籍されています。この時のメンバーは、Robby Heibl (B, Cello, G, 12弦G, Strings [Gurke], Vln, Vo, Choir), Renate Krötenschwanz Knaup (Vo, Choir), Peter Leopold (Drs, Piano, Perc), John Weinzierl (G, A-G, B, Vo), Falk U. Rogner (Synth VCS3, Organ, Harmonium), Chris Karrer (Vo, G, 12弦G, Vln, Sax, Maracas, Mellotron)で、更にPeter Kramper (Piano) Desmond Bonner (Choir, Voice), Lothar Meid (Choir, Perc [Finger-Snips]), Keith Forsey (Choir, Perc [Finger-Snips])が客演しています。一応、ストーリー性のあるコンセプト・アルバムらしいです。それで、内容なんですが、これ(B面で顕著)はもう、英国ポップソングのような軽やかさを持った曲に多く占められてますので、ちょっと参ったなあと言う感じがありますね、特に、B3 “Trap”とかB4 “Pig Man”とか、、、。まあ、それはそれで面白いんですが、何か、「恍惚万歳」とは違うんじゃないかなぁとも。でも、A2 “Fly United”とかB2 “Dr. Jackyll”とかB5 “Manana”のポップさはどこか歪な所もあって、そごがまた良い味を出しているようにも思えます。また、A5 “Mozambique”のジャジーなイントロやB1 “Apocalyptik Bore”ギターソロもいい感じですし、A4 “Im Krater Blühn Wieder Die Bäume (不死木「爆撃の穴にもやがて花咲く木が生える」)のインスト曲も良いアクセントになってますね。因みに、私の持っている盤は見本盤なので、訳詩が付いているのですが、B2, B4とB6 “Ladies Mimikuri”は聞き取り不能のようで、元の英詩無しです。そして、そうなんですよ!歌詞が全部英語なんです。それも、英国寄りに寄せてきたのでは?と思わせるところもありますね。確かに、サイケな部分も有りますが、聴き易い点も特筆すべきかも知れません。コンセプトは良く分かりませんでしたが、そんなポップなAmon Düül IIのアルバムも聴いてみてね❗️ B2 “Dr. Jackyll” https://youtu.be/yTFrJNAvOak [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kgNcGUV7AZHUgQNiBnxlPoTDaS4SzUGI8 #AmonDüülII #VivaLaTrance #恍惚万歳 #UnitedArtistsRecords #Krautrock #PopMusic #Psychedelic #RobbyHeibl #RenateKrötenschwanzKnaup #PeterLeopold #JohnWeinzierl #FalkU.Rogner #ChrisKarrer
Krautrock psychedelic UNITED ARTISTS Records 3200円Dr K2
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Amon Düül II “Lemmingmania”
独逸Munichの過激なヒッピー・コミューンより現れたAmon Düül IIが、1975年に英国UA Recordsよりリリースした曲をセルフ・コンピしたアルバムが、この ”Lemmingmania”です。Amon Düül IIの詳細なバイオグラフィーは前回も書きましたので、そちらをご覧下さい。一応、今回、関わったメンバーは、Chriss Karrer (Vln, G, Sax, Vo), John Weinzierl (G, B), F. U. Rogner (Organ, Synth, Electronics), Dave Anderson (B), Peter Leopold (Drs), Renate Knaup (Vo, Tambourine)と言うところでしょうか?あとはAndersonがHawkwindに加入する為に脱退して英国に帰ったので、Lothar Meid (B, Vo)が加入しています。また、B3 “Jail-House-Rfog”では、Peter Kramper (Synth)が参加しています。当然、録音時期もまちまたなので、メンバーは被っていたりしますが、そこら辺はご勘弁を! それで、本作品を作るにあたって、彼等は1975年に大手レーベルUnited Artists Recordsと契約しており、その為、「独逸にAmon Düül IIあり!」と言う打ち出しをしたかったのか、どの曲も割と短めの曲 (2分半〜5分位で平均3分台)が選ばれており、彼等なりの聴き易さを求めたアルバムになったように思えます(実際、半分はシングル曲から成ります)。後、彼等は1981年に一度解散するのですが、それまではUA Recordsとの契約は保持されています。それで、本作品の内容なのですが、A4 “Green Bubble Raincoated Man”とB3 “Jail-House Frog(Rfog)”が4枚目のアルバム”Wolf City”より、A5 “Tables Are Tuned”とB2 “All The Years Round”が5枚目のアルバム”Carnival In Babylon”より、A1 “Archangels Thunderbird”とB4 “Soap Shop Rock”の抜粋はファースト・シングルより、A3 “Between The Eyes”とB1 “Rattlesnakeplumcake”はセカンド・シングルより、A2 “Light”とB5 “Lemmingmania”は4枚目のシングルより選ばれております。そうですねー、1970年〜1972年辺りの曲と思って頂ければ良いでしよう。時代的に考えると、サイケの全盛期は過ぎてはいますが、音はもろサイケですね。A2でのスライド・ギターやA3でのエフェクト掛けたドラムが良いアクセントになっていたり、A4でのシンセの音やA5でのコンガなどのパーカッションが効果的で、印象に残ります。個人的には、ヴァイオリンとコーラスを大々的に用いたB3が好みです。それと、割とギターは抑え目になっているようですが、それでも、B1とかB5とかではギターを弾きまくっています。Knaup嬢のVo(発音仕方なのか、Dagmar Krauseに少し似ている)は伸び伸びと歌っており、心地良いです。あと、B4は抜粋なのですが、テンションやスピード感も個人的に好きな曲です。とまあ、中々ヴァラエティに富んだアルバムですが、それぞれがシングル等でもリリースされているので、この時期のAmon Düül IIを知るのには丁度良いのではないでしょうか?気になる方は、是非ど入手して下さい! B3 “Jail-House Frog” https://youtu.be/g-6PuzqoNYQ [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kEKAHXfVtC6WVMlu3a_mcFlzkLzDvij0E #AmonDüülII #Lemmingmania #UnitedArtistsRecords #Krautrock #Psychedelic #SelfCompilationAlbum #ChrissKarrer #JohnWeinzierl #F.U.Rogner #DaveAnderson #PeterLeopold #RenateKnaup #LotharMeid #WolfCity #CarnivalInBabylon #Singles
Krautrock psychedelic UNITED ARTISTS Records 不明Dr K2
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Can “Cannibalism”
正直に言います。私はCanに対しては食わず嫌いなのでしようが、余り興味をで持っていませんでした。なので、今までも数作は買って聴いてみましたが、イマいちピーンと来たことは無かったです。それが前回紹介した”Live In Stuttgart 1975”を聴いた時に、ガーンとヤられてしまいました。それで、聴き直そうと思い、まあ、初心者向けでもある本作品”Cannibalism”をヤフオクで購入した訳です。Canのバイオグラフィーは前回書きましたので、省略させて頂きます。それで、数あるアルバムから何故、これを選んだかと言うと、一つはセルフ・コンピで色んな曲が聴けるだろうと。もう一つはCanの曲の中で唯一好きだった曲”Mother Sky”が入っていることからです。しかし聴いてみると、意外に”Farther Cannot Yell”や”Soul Desert”、”Dizzy Dizzy”など聴いたことのある曲やLP2のB面片面を全部使った、長尺の曲”Yoo Doo Right”などの如何にもと言う曲が収められており、案外楽しめました。前回のバイオグラフィーでは書かなかったのですが、Canのメンバーは古いお城(ネルフェニッヒ城館)に自分達のスタジオInner Space Studioを持っており、その頃の機材は2トラックのテープレコーダーだけだったとか(後にこのスタジオはケルン郊外の映画館跡地に移転する)。そこで、彼等はジャム・セッションを毎回毎回、他を気にせず演り、その中から曲になりそうな骨格を抽出していたようです。なので、初代ヴォーカルのMalcolm Mooneyは、閉鎖空間で延々と続く轟音のジャム・セッションの為か、神経衰弱となり、バンドを抜けて米国に帰国したとのことです。その後に加入したDamo Suzukiは、意外と、このジャム・セッションが気に入り、彼の言葉で言うと「即興、ノイズ、マントラ、ファンクのリズムから成る狂気の混合物」へと昇華して、バンドとしてもかなり完成度の高い作品をリリースしています。このジャム・セッションによる作曲の為か、一部の曲は途中でフェイド・アウトしてしまうものもあるように感じました。また、これはベースのHolger Czukayの手腕なのか、延々と同じリズムパターンを繰り返すミニマル・ミュージックの要素が多く、また、ドラムのJaki Liebezeitがバンド結成当初、シンバルの弓弾きをやっていたら、メンバーから延々と続くハンマービート(当然、これは後にそのように形容されたのですが)を叩けと言われたとか、当初より反復する曲が多かったことと関係があるのかもです。今回、聴いてみて、そんな逸話を思い出しました。それにしても、時間も音量も気にせずにジャム・セッションを出来たと言うのは、ホント羨ましい限りです。そんな中から生み出された珠玉の曲が収められており、案外、Can初心者にもお勧め出来ると思いました。これは聴かなきゃ❗️ですね。因みにアルバム・タイトル”Cannibalism”とは「共食い」の意味で、なんか意味深ですね。 A4 “Mother Sky” https://youtu.be/EVi-UTF9PL4 [full album] https://youtube.com/playlist?list=PL01910EB8AD5E8ED3 #Can #Cannibalism #UnitedArtistsRecords #Krautrock #ProgressiveRock #JamSession #IrminSchmidt #HolgerCzukay #MichaelKaroli #Jakiebezeit #MalcolmMooney #DamoSuzuki
Krautrock, progressive rock UNITED ARTISTS Records 6260円Dr K2
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Amon Düül II “Carnival In Babylon”
ここんところ、独逸と英国のグループを行ったり来たりですが、また我慢してつかわさい。と言う訳で独逸篇で、Amon Düül IIの4枚目のスタジオ・アルバムを紹介です。1960年代後半に、西独逸では大学生などによるコミューンが各地で形成されていましたが、その中でもBaader–Meinhof Groupとも言われたRed Army Factionの創設者もいました。それで、バンドの創設者として、Chris Karrer (G, Vo, etc), Dieter Serfas (Dr), Falk Rogner (Kbd), John Weinzierl (G), Renate Knaup-Krötenschwanz (Vo)がいましたが、彼等以外にも元Amon DüülのDrのPeter Leopoldがいました。そうして、John Wernzierlを中心に作られたのが、ミュンヘンのコミューンのAmon Düülで、そこでは何か楽器が出来るとか上手いとかは関係なく、演りたい人が演っていると言う緩い関係で、成り立っていました。それて、自分達の音楽を録音する機会に恵まれた時に、賛成派と反対派に分裂、後者はより音楽的素養のあるメンバーから成り、それが、Amon Düül IIになっていきます(なお、賛成派の録音はペナペナなものになってしまいましたが、それがAmon Düülの元になっています)。Amon Düül IIはメンバー・チェンジをして音楽的にも成功していきます。そして、1969年にAmon Düül IIは待望のファースト・アルバム”Phallus Dei”をリリースし、同時にライブ用の準備もしています。この時のコア・メンバーは Chris Karrer (主にviolinとG), John Weinzierl (G, B, Piano), Falk Rogner (Kbd), Dave Anderson (B), ベルリンから参加したPeter Leopold (Dr)及びDieter Serfas (Dr)で、Renate Knaup-Krötenschwanzはまだこの時点では最低限のVoでしか参加していませんでした。しかし、このアルバムをリリースしたことで、彼等は独逸国内のコミューンで寝泊まりして廻ることができたそうてす。そして1970年に”Yeti”をリリース、よりプルージーなVlnとGのジャムセッションに合わせての作曲・アレンジとなっています。翌年にはサード・アルバム”Tanz der Lemminge”をリリースしますが、Dave Andersonが英国に帰ってHawkwindに加入する為、代わりにLothar Meid (B)が加入します。また、Karl-Heinz Hausmann (Synth)の参加で、バンドとしても大きく成長します(因みに、1966年に、Chris Karrerは、後にEmbryoを決済する Lothar Meidとドラマーの Christian Burchardと共にAmon Düül Oと言うバンドも作っていますが、これは短命に終わります)。この頃からハードなツアーが増えていきますので、1972年にはライブアルバム”Live in London”をリリースしています。また、彼等は映画音楽にも手をつけていて、映画”San Domingo”に付与した音楽で、独逸映画賞も受賞したとか。その後、2006年11月8日に、Peter Leopoldが他界してします。代わりに、長年Popol VuhでGとDrを担当してきたマルチ奏者Daniel Fichelscherがドラムとして正式に加入します。実際Amon Düül IIで長年やっていくことになりますが、元々は1972年のアルバム”Carnival in Babylon”からの付き合いになっています。今回は、このアルバムを紹介します。 本作品ですが、Amon Düül IIはそれまではジャムセッションを中心にした演奏を繰り広げていたのですが、この作品からは、寧ろ、キチンとした作曲をやっていることが大きな違いですね。この時の録音メンバーはJohn Weinzierl (G, アコースティック12弦G, Vo), Chris Karrer (G), アコースティックG, Vln, Soprano Sax, Vo), Lothar Meid (B, Vo), Renate Knaup-Krötenschwanz (Vo), Daniel Fichelscher (Dr, Congo), Peter Leopold (Dr, Tambourin), Karl-Heinz Hausmann (Kbd, Electronics, Organ)で、ゲストとしてJoy Aloskar (B-Vo)とF.U. Rogner (Organ)及びOlaf Kübler (soprano Sax)も参加しています。Ratena嬢のVoが力強くも、伸びやかで、聴きごたえがありますね。ちょっとダグマー・クラウゼを思い起こしました。演奏の方も嘘のようにジャミングせずにキチンと演奏しており、また同時にヴォーカルを活かすように緻密な譜割りになっています。想像していたのと随分違うなあと言うのが本心ですが、まあそこは歌物アルバムということで。寧ろ、これを聴いてダラダラするのが、本来の楽しい聴き方ではないかのかな? まあ、それは兎も角、そんな歌心、満載のアルバムですが、良かったら、聴いてみてください❗️しかし、ダブル・ドラムは羨ましい! https://youtu.be/ONXT-L1ihuM #AmonDüülII #CarnivalOfBabylon #UnitedArtistsRecords #ProgreesiveRock #Song #KrautRock #Psychedelic #Commune #RenateKnaup-Krötenschwanz
Progressive Rock UNITED ARTISTS Records 不明。Dr K2
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Jean-Jacques Burnel “Euroman Cometh”
私の大好きなThe StranglersのベーシストJean-Jacques Burnelのファースト・ソロ・アルバム”Euroman Cometh”の登場です。当時、またEUなんてなかったし、いきなり「ヨーロッパの復権」といわれても、ピンときた人は少なかったのでは?と思います。まあ、JJは元々フランス系英国人で、フランスには何か思い入れがあるようで、そこから「ヨーロッパ」と言うキーワードが出てきたのでは?と推測します。今回のメンツは、DrにCarey FortuneとPeter Howells、Gに(何と!The Danmedの初代ギタリスト) Brian James、harmonicasにLew Lewisを迎え、Bの含め、残りの楽器はJJが担当。曲作りも1曲カバー曲の”Crabs”を除いて、JJが全て担当してます。歌詞は英語だが、曲によっては仏語や独逸語も。このアルバムを初めて聴いた時は田舎の高校生でしたが、なんか煮え切らないなぁと思ってたのも確かです。同時期のThe StranglersのアルバムやHughのソロアルバムに比べて、ストレートではないのですよ。しかしながら、聴き込んでいくと、ここそこに仕掛けがあって、中々楽しめるようになりました。パイクのマフラー音がそのまま入っている”Triumph (of the Good City)”やコミカルながらヘビーな”Jellyfish” や”Crabs”、一番心に残った”Do The European”などなど、面白いですよ。ジャケのポンピドーセンターもイカしてますね。確か、これらのメンツ(? Dr, G, 女性Synth & B)でツアーもやっていたと思います。この日本盤には特大ポスターが付いていました。まあ、ベースの音はどんなにエフェクトかけようとも、直ぐにJJと分かります。そんな一面も知ってください。 [Full Album & Live] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mhLRrCmwJY7pAoFjtfm11k-InDIr8mRwQ #JeanJacquesBurnel #EuromanCometh #SoloAlbum #Europe #TheStranglers #ExperimentalPop #UnitedArtistsRecords
Experimental Pop UNITED ARTISTS Records 1500円?Dr K2
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The Stranglers “X CERTS”
もう何にも言いません、The Stranglersの初のライブアルバムです。どうも”X Certs”と言うタイトルの意味は「成人向け」らしいので、彼等らしいなあと思います。まだ田舎の高校生だった私は、以前に紹介したアルバム”Black And White”でヤラれていたので、このライブ・アルバムは凄く有り難かったし、これも擦り切れる程、聴いてましたね。曲もそれまでの3枚のアルバムから選出されていたので、馴染み易かったですね。それから国内盤だけだったのかもしれませんが、アルバム未収録曲の7㌅シングルが付いていたのも嬉しかったですね。JJ Burnelのゴリゴリのベースは相変わらずで、Hugh Cornwellの字余りな歌詞とちょっとハスキーながら知性と野生を感じさせるヴォーカルも最高です。それを支えるJet Blackのドラムと曲により適切なオルガンとシンセやワウを掛けたエレピを軽々と弾きこなすDave Greenfield。全て最高です。私にとってのStranglersはここまでですね。確かに”The Raven”も好きですし、最近のアルバム”Suite XVI”も好きなんですが、ここまででバンドとして一旦完成した感じがします。今、気付いたんですが、Daveがメインヴォーカルを取る”Dead Ringer”と”Do You Wanna?”の2曲も入っているんですね。あとオマケに付いてた7㌅シングルの2曲”Mean To Me”と”Choosey Susie”もカッコよかったです。ここら辺のレコードはヘビロテしてました。あと国内盤とオリジナル盤ではジャケが違うみたいですね。そんな青臭い青春の一枚です。機会があつたら、聴いてみて下さい。 [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_ntppctccD0FqM9yjNlgtjlh6w7mJXu6sc #TheStranglers #XCerts #LiveAlbum #UA #MeanToMe #ChooseySusie”
Punk/New Wave UNITED ARTISTS Records 2000円位?Dr K2
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The Stranglers “Black And White”
私に、パンクと言うか、何か新しいロックを強烈に教えてくれたレコードが、このThe Stranglersの”Black And White”です。高校生の頃は毎日毎日、歌詞カードみたり、ライナー読んだり、擦り切れるように聴いてました。もう大学生位からレコードでは聴いてなかったんですが、久々にレコードで聴いてみて、ブチ上がりました❗️これがロックだと❗️未だにライブをやっているのが、何故か嬉しい。まあ、KbdのDave Greenfieldはコロナで逝去してしまったし、DrのJet Blackも名誉メンバーで、もうライブには出てこないし、Vo/GのHugh Cornwellも脱退してしまっているし、ホントのオリジナル・メンバーはB/VoのJJ Burnelのみですが,やっぱりこの頃のThe Stranglersが一番なんですよ。この4人でなきゃ出来なかったアルバムだと思います。嗚呼、もう堪んないっす!そして、あんまり指摘されないことなんですが、プロデューサーのMartin RushentとエンジニアのAlan Winstanleyの音作りが完璧な仕事だったんです。JJのゴリゴリしたBは初め聴いてみて、おったまげましたね。また控えめながら、時にリズムギターに時にメロディを弾くHughのG、シンセを大胆に導入した、特徴の強いDaveのKbdプレイ、そして変拍子も叩くタイトなJetのDr、どれをとってもバランスが良いと言うか堪んないです。また”Hey (Rise of the Robots)”でのゲストLaura LogicのSaxも決まってます。もう手放しの作品なので、私情だらけになってしまいますね。もう辞めておきます。でもこのアルバムに会えたことが,その後のロック・リスナーとしての人生を変えられてしまいました。完成度の高いアルバムなので、未聴の方は正座して聴いて下さい。 https://youtu.be/1OiiMNPcARY #TheStranglers #BlackAndWhite #UnitedArtists #Punk #NewWave #Rock
Punk/New Wave UNITED ARTISTS Records 2500円位?Dr K2
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The Stranglers “The Raven”
またまた登場、英国パンク界のサーバイバーThe Stranglersの4枚目のスタジオアルバム”The Raven”です。バイオグラフィーは前回のを参照してください。彼等の作風が、この辺りから変化しつつあるので、その過渡期的作品となります。初っ端の短いインスト曲”longship”から何かが違うと感じましたが、それは、それまでのゴリゴリしたJean-Jacques Burneのベースの音がややまろやかになったこととタイトル曲に代表されるJJの抑制されたヴォーカル・スタイルの変化によるのでしょうか。それと、Dave Greenfieldの機材のアップデートで、それまで愛用していたオルガンやエレピが余り使用されなくなり、代わりにARPなどのポリフォニック・シンセを大々的に導入したのも一因かもしれません。それまでのピロピロしたワウをかけたエレピや巧みなオルガンは殆ど聞かれません。その一方で、”Dead Loss Angeles ”のようなHughもベースを弾くツイン・ベースの曲のような実験的な曲も含まれています。正直,それまで、かなりのファンであった私はこのアルバムにはちょっと残念な感想を持ってしまいました。まあ,今、聴き直すと凝った音作りで、それなりに良いのですが、第一印象が良くなかったので、どうしても引いてしまいます。因みに、私の所有している初版はジャケが立体画像になっています。一時期、このアルバムの”Nuclear Device~Down Under”は仕事中にヘビロテしてましたw でも、アルバムの完成度は良いと思いますので、The Stranglersを未聴の方は聴いてみてください。きっと何かを感じることと思います。 [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k8O7lZjeBKPQMbObw9gwI4WJxfDGt0C0c #TheStranglers #TheRaven #NewWave #Punk #NuclearDevice #Synthesizer
NEW WAVE, Punk Rock UNITED ARTISTS Records 2200円位?Dr K2
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The Stranglers “No More Heroes”
殆ど私の個人的な思い入れです、The Stranglersのセカンドアルバム”No More Heroes”の登場です。前回もバイオグラフィーは少し書きましたがもう少し補完してみます。The Stranglersの結成は1974年初頭、当時はGuildford Stranglersと名乗ってました。もう少し書くと、バンド結成時に、Jet Black (Dr)は既に30歳半ばで、アイスクリーム屋や自宅ビールサーバーなどの事業で成功していましたが、バンドの夢は捨てていませんでした。一方、スウェーデンのルンド大学で生物学の研究をしながら、Johnny Soxと言うバンドをやっていたHugh Cornwell (Vo, G)が、イギリスに戻ってきて、Jetと結成したのが、Guildford Stranglersでした。2人だけのライブに参加したのが、Jean-Jacques Burnel (B, Vo)で、更に、Hughがスウェーデンから連れてきたHans Wärmling (Kbd)も加入しますが、翌年、脱退し、新たにDave Greenfield (Kbd, Vo)が参加します。結成当時は、ハードロックとプログレの全盛期てあり、長髪、ベルボトム、長いギターソロが要求されていましたが、彼等は非ハードロック的な硬質の攻撃性と非プログレ的でラディカルな知性の混淆する新奇な音楽を頑なにをやっていました。そして、イギリスにパンクムーブメントが勃興してきた頃に、一気にメジャーデビューを果たし、1977年4月にファーストアルバム(前回参照)をリリース、同年9月に、本作品であるセカンドアルバム”No More Heroes”をリリースしていきます。しかしながら、歌詞が、露骨なsexism(“Bring On The Nubiles”)あったり、racismに対する皮肉な内容だったり(“I Feel Like A Wog”)、自死した友人のこと(“ Dagenham Dave“)だったりした為、レコード店或いはスーパーマーケットでの店頭販売が自粛されたりと問題作となり、その分、話題作にもなりました。しかし、音の方は、よりポピュラリアティーを獲得しており、皮肉にも、本作は高い支持や評価も得ています。私はそのような内容は歌詞カードを見て、何と無く知ってはいましたが、高校生の頭では理解が及びませんでした。上記の曲以外にも”No More Heroes”や”Burning Up Time”など名曲揃いです。またDaveも2曲(“Dead Ringer”と”Peasant In The Shitty”)でリードヴォーカルを披露しており、ビックリしたものです。そんな曲の中で、一番気になっていた曲がB面最後の曲”School Mom”です。ノリの悪い不協和音のような旋律が延々と続き、Hughの字余りな歌詞で歌われる、この曲には不気味な引力を感じました。それから、アルバムが醸し出す雰囲気は、私にはとてもサイケデリックに感じられました。そんな有名なアルバムですが、未聴の方は是非聴いてみてください。因みにジャケ写は、なんと❗️Nurse With WoundのSteve Stapletonによって刻まれたものらしいです。 [full album] https://youtube.com/playlist?list=PL_PZZm2fi_Vq9YnXsGUrp7rfahBCzUzt1 “Straighten Out” https://youtu.be/66RLZrn9-Ps #TheStrangers #NoMoreHeroes #SecondAlbum #UnitedArtistRecords #Psychedelic #Sexism #SchoolMom
NEW WAVE, Punk Rock UNITED ARTISTS Records 2200円位?Dr K2
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Fischer-Z “Word Salad”
これ,知ってる人いますか❓Fischer-Zです。1976年に英国ロンドンで、John WattsとSteve Skolnikによって結成された、あんまり日本では話題にならなかったニューウェーブ・バンドですよ❗️本作がファーストアルバムなんですが、今でも地道に活動しているようです。先ずは、このバンドのバイオグラフィーを。この時のメンバーはJohn Watts (Vo, G), Steve Skolnik (Kbd), David Graham (B), Steve Liddle (Dr)の4人組です。結成は先程書いた通りで、このファーストアルバムの頃は、Peter GabrielやDexys Midnight Runnersともコラボ作品は出しますし、The PoliceやDire Straitsのサポートもやるなど、欧州や英国では一躍有名になりました。見た目は派手な衣装など無く、またP-ModelのようなPのバッチとかも無く、どちらかと言うとCheap Trickのような見た目でありました。しかしながら彼らは快進撃を続け、 セカンドアルバムの成功と、最も成功したサードアルバム”Red Skies Over Paradise”をリリースし、そこから名曲"Marliese" と "Berlin”がシングル・カットされました。1982年にリーダーのWattsは一旦バンドを凍結して、ソロで活動を続けます。と言うのも、バンドの方向性がパンクのアティチュードから離れてしまったかららしいです。その後、1989年にオリジナルメンバーではなく、全く違うメンバーでFischer-Zを立ち上げます。その後も、順調にリリースを続け、現在に至ります(これを全部は語れないので端折りますし、私も未聴なので)。 それで、本作品ですが、とにかく、シンセを含むキーボードを大々的にフィーチュアしたタイトな曲で、独特のハイトーン(裏声)から成る、好き嫌いのはっきり分かれるヴォーカルが印象的です。先程、格好のことを書きましたが、歌詞は割とシリアスで、そのギャップも魅了的かと思います。それと曲自体が良く、アルバムに捨て曲が殆どないのも、さもありなんです。ポップミュージックの範疇としても良質な曲作りとそれを可能にするテクをそれぞれが持っているバンドだと確信しました。でもホント,このアルバムは出来が良いので、皆さん,一度は聴いてみてください(ただし、ヴォーカルは好き嫌いが分かれますけど)。 A1 “Pretty Paracetamol” (3:58) A2 “Acrobats” (3:38) A3 “The Worker” (3:33) A4 “Spiders” (1:41) A5 “Remember Russia” (3:32) A6 “The French Let Her” (3:20) B1 “Lies” (3:55) B2 “Wax Dolls” (2:44) B3 “Headlines” (3:22) B4 “Nice To Know” (2:47) B5 “Billy And The Motorway Police” (2:07) B6 “Lemmings” (2:59) B2 “Wax Dolls” https://youtu.be/qaI2dvao4D8?si=YnjdusC7OZSSPCg9 [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLtcwcFY1TjhpkiyoovBK3u8v3unWJrJkb&si=rQWajYpN3AMPi_wg #Fisher-Z #WordSalad #UnitedArtistsRecords#TechnoPop #NewWave #Synthesizers #UK #FirstAlbum #JohnWatts #SteveSkolnik #DavidGraham #SteveLiddle
Techno pop, New Wave UNITED ARTISTS Records 2200円位?Dr K2
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Hugh Cornwell & Robert Williams “Nosferatu”
パンク・シーンの中から出てきたThe StranglersのVo/GのHugh CornwellとCaptain Beefheart & the Magic BandのDrであるRobert Williamsのコラボアルバム。Hughに言わせると「この作品は恐怖を意図して作製した」とのこと。恐らくは彼は、そのコンセプトで、様々な恐怖をテーマにして、曲を書いていたと思われますが、Robertの超絶技巧の変拍子ドラムやThe Mothers of InventionのIan Underwoodの活躍、Ian DuryやDevoのMark Mothersbaughの参加も大きい。当初は、Hughのファースト・ソロと言うふれ込みでしたが、蓋を開けたら、協作であったと言う訳です。因みに、A面にはCreamの名曲”White Room”のカバーが収録されています。(Hughは「自分の方がより色んな意味を含ませることができる」と言ってたらしいです。) 私は当時は田舎の高校生で、The Stranglersの大ファンだったし、国内盤も出ていたので、即ゲットし、ずっと聴いていました。そんな思い出のアルバム。捨て曲無しですね。 https://youtube.com/playlist?list=PLZQOHzr5NW1PEZ94o-WBh-HVx6CE1zF82 #HughCornwell #RobertWilliams #Nosferatu #Stranglers #MothersOfInvention #WhiteRoom
Alternative, New Wave UNITED ARTISTS Records 2500円Dr K2
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The Stranglers “IV: Rattus Norvegicus”
The Stranglersはパンク勃興期の初期に登場したイギリスの4人組で、Vo/GのHugh Cornwellが脱退し、KbdのDave Greenfieldが最近コロナで死亡、DrのJet Blackは高齢の為、名誉ドラマーとなっており、オリジナルメンバーはB/VoのJean-Jacque Burnel一人である。初期からゴリゴリしたメロディックなベースとピロピロしたオルガンやエレピが特徴的であった。この作品もその記念すべきファーストアルバムである。しかし、セクシズム的態度や曲(“Peaches”とか)の為、ロンドンのレコード屋では発禁になったりしたが、熱狂的ファンは彼等を支持した。私も丁度高校生の時にはそれこそ盤が擦り切れる程聴いた作品です。日本盤が出ていたので、入手はし易かったです。 A1 “Sometimes” (4:50) A2 “Goodbye Toulouse” (3:12) A3 “London Lady” (2:25) A4 “Princess Of The Streets” (4:34) A5 “Hanging Around” (4:25) B1 “Peaches” (4:03) B2 “(Get A) Grip (On Yourself)” (3:55) B3 “Ugly” (4:03) B4 “Down In The Sewer” (7:30) B4a “Falling” B4b “Down In The Sewer” B4c “Trying To Get Out Again” B4d “Rats Rally” https://youtu.be/B7t1EE8M2PI?si=OKX_3GO6pn6XmwzJ #TheStranglers #IVRattusNorvegicus #Punk #NewWave #UnitedArtistsRecords #FirstAlbum #HughCornwell #Jean-JacquesBurnel #DaveGreenfield #JetBlack #Peaches #Bass #Keyboards
Punk Rock / New Wave UNITED ARTISTS Records 2500円?Dr K2