Swans “Time Is Money (Bastard)”

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探しているのはSwansの”Cop”なんですが、これも見つかったので、今回はSwansの12㌅EP “Time Is Money (Bastard)”を紹介します。Swansのバイオグラフィーは既に書いてありますので、そちらを参照して下さい。このEPは4枚目に当たるのですが、既にJarboeも関わっています。この時のメンバーは、Michael Gira (Vo, Words), Harry Crosby (B), Ronaldo Gonzalez (Drs), Norman Westberg (G), Jarboe (Scream)です。なお、ジャケのデザインはGiraがやっています。ここら辺の大胆さはいかにも初期Swansですね。このEPはA面2曲で33 1/3回転で、B面1曲45回転と言う変則的な構成となっています(まあB面はミックス違いですが)。それでは各曲を紹介していきます。
A1 “Time Is Money (Bastard)”は、初期の頃に比べてややテンポほ早めですが、デカいドラムの音(特にキック)とGiraの突き放すようなヴォーカルが凄いです。このテンポでこの迫力は、高速で移動する戦車に蹂躙されたかのような気分になります。
A2 “Sealed In Skin”は、ダウンテンポの曲で、やはりヘビーなドラムとピアノの連打に、押し殺した呪詛のようなGiraのヴォーカルが聞こえてきて、しつこく繰り返すヘビネスが堪らないです。
B “Time Is Money (Bastard) (Mix)”もA1と同様に凄まじいヘビネスを体現したミックス違いですが、特にリズムに合わせた、むさ苦しいコーラスとGiraの独特のヴォーカルにヤラれてしまいます。ひょっとして、リズムマシンも生ドラムと一緒に使っているのかな?キック音の連打が異様に正確でヘビーだから、そう思ってしまいます。時々聴こえるWestbergのギターの刻みも効果的です。
Swansは、いつでも音楽の限界を突き抜けてくれる、そんなバンドです。近年のワンコードでのしつこい反復から成る音楽性も大好きなのですが、この時期の超ヘビーな音楽は初めて聴いた時、驚かされましたね。そんなSwansを体験してみて下さい‼️ 因みに、レーベルK.422は英国Some Bizarreのサブレーベルで、SwansとWisenloodそしてCoilの作品の流通に特化しています。

[full EP]
https://youtu.be/cWgniHJ_bnM

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