Wolf Eyes w/ Spykes “s/t”

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「米国のThrobbing Gristle」とも言われ、あのWire誌の表紙も飾ったWolf Eyesと謎のSpykesとのコラボ作品が、リリースされたのは、2000年にCDRでありましたが、この度、ヴァイナルとして再発されましたので、紹介したいと思います。ジャケ写には、米国ミシガン州のa2で、2000年10月2日の行われたライブを2トラック・レコーダーで録音と書いてあります。そして、メンバーは、John Olson (Electronics, Kbd), Aaron Dilloway (Electronics, Tapes, Mix), Nate Young (Vo, Kbd, Secrets)となっていますが、どうもSpykesと言うのは、John Olsonの偽名みたいで、ほぼほぼWolf Eyesのメンバーで構成されていると考えて良いでしょう。Wolf Eyesに関しては、前回書いていると思いますので、そちらをご参照ください。それで、内容ですが、曲名は一切記載されていませんが、都合、A面2曲、B面3曲となっています。キックの音が入ってくるのですが、これは恐らく、サンプリングによるものかテープエコー処理によるものかと思います。しかし、B1では明らかにDR-55のリムショット音も入っていますので、リズムボックスは使っているのかもしれませんね。そんなリズムパートに、不鮮明なテープループなのような音やひしゃげた電子音/シンセ音なんかが有機体のように絡みついてきて、何だか「UMAの心電図や脳波を測定」してるような、気色悪い(勿論、褒め言葉です)音楽が流れ出してきます。ノイズ・ミュージックではありますが、どこかに楽曲らしきものも嗅ぎ取れて、一筋縄では行かないようです。また、米国などのツアーで鍛えられているのでしようか、ライブ音源としては、上手いと言うか、演奏のセンスは卓越してますね。なので、ちょっと「不思議」な音楽に飢えてる方にはお勧めしますよ、是非❗️

A1 “Untitled”
https://youtu.be/2hN7vzwVKSE

B3 “Untitled”
https://youtu.be/V7EiFWO0ZWs

#WolfEyes #Spykes #HN_AMRecords #HansonRecords #ExperimentalNoise #Reissued #AaronDilloway #NateYoung #JohnOlson #Vinyl

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