ヘンドリックス「ミッドナイト・ライトニング」 アラン・シュワルツバーグの労作

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公には完全に黙殺・封印され、リリースはなかったものにされたヘンドリックス70年代のアルバム群は、現在、わざわざひっぱりだして聴くような人も少なくなったのではないでしょうか。これはもっとも悪評の高かった一枚かもしれません。しかし、現在改めて聴いてみると、主役のギターはともかく、そのテープにあわせて遮二無二バックをつけさせられたミュージシャンたちの、涙ぐましい仕事ぶりに感心してしまいます。特に名ドラマー、シュワルツバーグのこのアルバムでの奮闘ぶりは素晴らしい。今のように素人でも簡単に音楽を編集できるわけもない、まだなにもかもアナログだった時代に、よくぞここまでまとめたとしかいいようのない演奏です。#jimihendrix

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