- Beer Wagons and Miniature Models Museum
- 12F 244戦隊 3式戦「飛燕」(1/72コレクション) Type-3 Fighter “HIEN” (Tony) Models (1:72) – The 244th Fighter Squadron
- 3式戦「飛燕」1型甲…244戦隊/震天制空 中野軍曹機(16号機)
3式戦「飛燕」1型甲…244戦隊/震天制空 中野軍曹機(16号機)
このシリーズの完成第6号機、飛行第244戦隊・震天制空隊の中野 松美 軍曹機(16号機)、機種は1型の初期型にあたる「1型甲」型です。
模型は、作り比べの中で唯一「ドラゴン社」製の1/72キットです。
このキットは、甲、乙、丙と3種をコンパチで作れるようになっていて、ちょっとお得ですが、翼のバルジなど細かい点を見ると、やはり個別に機種ごとに発売してくれたほうが良いです。キットはけっこう作りやすく好感が持てる出来でした。
中野軍曹は、体当たり専門の震天制空隊の中でも、なんと“2度体当たりして2度とも生還”という凄い経歴の持ち主で有名です。
四宮中尉の体当たり片翼帰還と同じ日の戦闘で、中野軍曹は千葉県印旛沼上空で敵編隊に突入、1機のB29の後方から体当たりして敵機の尾翼を破壊したのち、そのB29の背に馬乗りになり、そのまま操縦不能になったB29は墜落するも、そのB29から離れた中野軍曹は自機を何とかコントロールして水田に不時着し生還したのです。
キャノピーの下には、体当たりでの2機撃墜に加え通常戦闘での1機撃墜と、合わせて3機の撃墜マークが誇らしげに描かれており、尾翼は震天制空隊の標準の赤地に、搭乗者名の頭文字がカタカナで「ナ」と書いてあります。
【模型製作メモ】
機体: 下地=シルバーサーフェイサー(丸サフ)、タミヤAS-12アルミシルバー(缶スプレー)、タミヤAS-17濃緑色(日本陸軍)、全体をタミヤ墨入れ黒でウォッシング
尾翼:タミヤエナメル 光沢レッド(筆塗)
機首上面:タミヤ半艶ブラック(スプレー)
キャノピー:タミヤエナメル 濃緑色(日本陸軍)(筆塗)
機内:タミヤアクリル自作機内色(筆塗)
プロペラ:タミヤエナメル フラットブラウン(筆塗)
タイヤ:タミヤエナメル タイヤブラック(筆塗)
デカール:キット付属+Lifelike
デカール貼り後、つや消しクリアスプレー