「暁の旅人」(講談社文庫/吉村昭著)

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2005年(平成17年)の吉村昭作品。

佐倉藩藩医の佐藤泰然の子として生まれ、幕医の松本家の養子となり長崎でオランダ人医師のポンペから西洋医学を学んだ松本良順。
のちに京都で幕医として新撰組の面倒を見て、榎本武揚とともに北海道にわたる。
戊辰戦争後は新政府に請われて陸軍の軍医総監となり、後に男爵に。

吉村昭先生のお得意ジャンルの一つがこうした幕末から明治初期の医いえの物語です。
激動の時代に自らの信念と高い志を貫く医家たちの姿に尊敬の念を抱くので、この辺は私も好きなジャンルです。

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    tomonakaazu

    2025/02/05 - 編集済み

    これは、わたしも楽しみました。
    なんとなく美化されたり、ハンサムな男優で演じられる「新撰組」のリアリティーが、少し垣間見れる屯所の風景なども、面白かったです。

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      T. S

      2025/02/05

      不衛生でカユそうな感じとか、生々しいですよね。

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