お次のスコットランドの戦車は…の巻
センチュリオン、スチュワート…と2台をRC化しまして、ちょっといまタンク・ブームが来てます。(※元来、いろいろなホビー範囲を頻繁に行ったり来たりするのが私のクセでして…w) お気づきかと思いますが、戦車と言っても英軍モノ、英軍と言ってもスコットランドに由来のある部隊の車両が製作の対象でして、以前よりリサーチして部隊選びやそのマーキングを調べたり、国内外からデカールを調達したり、、、。 ということで、お次の候補はこちらです。 懐かしいイタレリ(昔はイタラエリィとも呼びましたね。)の1/35『クルセーダーIII 』です。 このキットは以前に第2ロージアン&ボーダーズ義勇農騎兵連隊のチュニジア戦線の車両として製作しました。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/119 クルセーダー戦車“第2ロージアン&ボーダー騎馬連隊”(ITALERI、1/35) | MUUSEO(ミューゼオ) https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/119 T. Sこれ↑、よく見ると基本塗装までやって仕上げが途中ですね…。汚し塗装をする前の段階でした…汗 まぁいいか。そのうちやろう。 さて、2台目のクルセーダーですが、以前に買いこんでおり10年くらいお蔵入りしてましたが、先日の製作時にRC戦車屋さんに聞いたら「クルセーダーも出来ますよ。」ということなので、「え!こんな小さい車体なのに!」と驚き半分、期待半分で倉庫より本キットを発掘。 いまは他のオーダーでお忙しいそうなので、いずれRC化を頼もうと、さきに上回りだけ作っておくことにしました。 開封。 昔のキットはシンプルでいーですねー。 たぶん40年くらい前に発売されたのではないでしょうか?このキットは。 熱したドライバーでピンを潰して連結するゴムキャタピラが懐かしい(笑) でも、RC化するにはこういうキャタのキットでないと。。。 車体の各部に付ける予備履帯までゴム製です。 いまでは考えられませんねw でも、昔はこうでした。 ご丁寧に3体も!フィギュアが入ってます。 し、シンプル。。。 モールドも甘めの昔風のフィギュアですが、作らず捨てたら呪われそうなので、これはきちんと塗装して作ってあげることにします。 さて、何がどうスコットランド系なのかと言いますと…、キットは3種の塗装例とそのデカールが入っておりまして、 この赤いトビネズミのインシグニアに緑の61番、1942年、北アフリカ戦線における『第7機甲師団・第4機甲旅団』隷下の『第7クイーンズ・オウン軽騎兵連隊』(7th Queen's Own Hussars)所属の車両です。 第7軽騎兵もスコットランドで編成された部隊で、WW2当時は戦車連隊として活躍しましたが、その名の通り元は騎兵部隊として編成された部隊でした。 1690年に編成され、ジャコバイトの乱、ナポレオン戦争では半島戦争のコルーナ撤退戦やワーテルローのウーグモン城館を巡る戦い…、常に厳しい前線に立って戦った伝統ある部隊でした。 詳しくはこちら。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/110 メタルフィギュア “第7クイーンズ・オウン軽騎兵連隊”(7th Queen's Own Hussars) | MUUSEO(ミューゼオ) https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/110 T. Sこの騎兵のWW2時の姿が、このクルセーダー戦車、というわけです。 ・・・ん?(※注:ここから以降、方向が変わりますm(__)m) ???待てよ。 イタレリの説明書に「1942年11月の…」と書いてありましたが、第7軽騎兵は1941年のバトル・アクス作戦とクルセーダー作戦を通じて壊滅状態となり、後方に下げられ再編され、1942年はビルマ戦線で日本軍と戦っていたはず。 ということは、イタレリの説明書のマーキング設定に書いてある「November, 1942」という記載が「間違い」です。いや、そもそも、クルセーダーIII型は1942年夏ころから部隊配備されているそうなので、1941年に全滅している第7軽騎兵にマーク3は配備されていなかったのではないでしょうか? どうすればいいかというと、、、 ①小砲塔が付いたMk.1のキットを買ってこなきゃ…。 ②このMk.3は、ロージアン&ボーダーズの2台目にするか…。 …ですかね? ・・・この日記を書いて気持ちを盛り上げて午後に作り始めようと思ったのですが、かなりモチベーションが下がったのでクルセーダーは横っちょに押しやりまして、 こっちにしよう。 これも英軍仕様にできます。 イギリス風に呼ぶとウォルヴァリン自走砲ですね。 マーキングの候補は『国防義勇軍 王立砲兵 第72対戦車連隊』(72nd Anti-Tank Regiment RA (TA))または 『国防義勇軍 王立砲兵 第93(アーガイル&サザーランド・ハイランダーズ)対戦車連隊』(93rd (Argyll & Sutherland Highlanders) Anti-Tank Regiment, Royal Artillery (TA))の車両です。 後者はその名の通りハイランドのアーガイル&サザーランド連隊を基盤とし、その第6大隊を母体に編成された対戦車部隊です。 前者ですが、第72で調べるとスコットランド由来かよく分からないのですが、この第72連隊は第14と第54のふたつの対戦車連隊から兵員を抽出して編成され、第54の方の正式名称は『国防義勇軍 王立砲兵 第54(クイーンズ・オウン・ロイヤル・グラスゴー義勇農騎兵)対戦車連隊』(54th (Queen's Own Royal Glasgow Yeomanry) Anti-Tank Regiment, Royal Artillery (TA))、その名の通りスコットランドのグラスゴーで編成されたヨ―マンリー連隊なのです。 デカールは以下のバイソン社のを使いますが、上段の第72のほうが迷彩で作り甲斐がありそうですね。 こっちにしようかな。 こんなフィギュアを砲塔に載せたらなお良さそうですね。 めげずに続く。。。 #戦車 #ラジコン戦車 #北アフリカ #クルセーダー #Muuseo模型倶楽部