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クルセーダーMK.3巡航戦車 “第2ロージアン&ボーダー騎馬連隊”(ITALERI、1/35)
イタリアのイタレリ社製プラモデル、縮尺1/35の「クルセーダーMK.III」巡航戦車の模型です。 数十年前から販売されているかなり古いキットです。 第2次世界大戦前半の北アフリカ・チュニジア戦線に従軍した、スコットランド・ローランド地方で編成された『第2ロージアン&ボーダー騎馬連隊』(2nd Lothians and Border Horse Regiment)の装備車両を再現しました。 たしか10年くらい前に作ったものです。 同部隊の歴史も古く、ヨーマンリー(義勇農騎兵隊)として1797年に編成、19世紀にはボーア戦争に参加するなどし、第1次大戦後には国防義勇軍(Teritorial Force)を構成する部隊の一つでした。 第2連隊が編成されたのが1940年、当初はダンケルク撤退による戦車不足で機関銃部隊として編制されますが、その後にクルセーダー戦車等を配属され、戦車部隊としてチュニジアに派遣されます。 チュニジアでは、第16/5槍騎兵連隊、第17/21槍騎兵連隊、第4クイーンズ・オウン軽騎兵連隊とともに第6機甲師団・第26機甲旅団を構成し、強力なドイツ軍と戦火を交えましたが、アフリカ戦線と言えばサンドカラーの戦車をイメージすることが多いのですが、何故かこの部隊のクルセーダー戦車は本国部隊迷彩のオリーブグリーンのままです。塗り替える暇なく派遣されたのでしょうか? 前後の泥除けに描かれた「鎧の手」の印が第6機甲師団のマークで、車体各部の赤白の標記は味方に誤射されないように書かれた敵味方識別マークです。 キットは特に大改造なく基本的に“素組み”ですが、主砲横の同軸機銃を真鍮製のグレードアップパーツに変更し、ちょっとだけ手を加えております。
AFV ITALERIT. S
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メタルフィギュア風…? “スコッツ・グレイ騎兵連隊”(Scots Greys)
こちらは、一見するとピューター(錫)のメタルフィギュアのように見える(と思う)のですが…、実は樹脂製のオモチャを「金属風」に塗装してみただけのものです。 イギリス陸軍の伝統ある部隊の一つである『スコッツ・グレイ騎兵連隊』の騎兵フィギュアです。 騎乗射撃中の兵(trooper)、突撃ラッパを吹く兵、剣を振りかざし突撃する兵の3体です。 イタリアのイタレリ(ITALERI)社の製品で、この54mmスケールのシリーズで何種類かこうした樹脂製フィギュアを出しているようですが、こちらは8騎も入ってナント2000円しない大変リーズナブルな商品です。 最初はメタルフィギュアを真似してちゃんと塗装しようかと思ったのですが、柔らかい樹脂なのでバリ取り等の細部の下処理加工がしにくいのと、下地にシルバー色のサーフェーサーを塗布したところ、お?意外とこれだけでイケるのでは?と思った(サボった)結果が、この仕上げであります…。 飾っておけば、これはこれで絵になるかと…? スコッツ・グレイ騎兵連隊は17世紀に編成された、現在も残るイギリス陸軍でも最も古い部隊の一つですが、この辺の解説は別のところに書こうと思います。
フィギュア ITALERIT. S