Blog Cats-5 Cocoさんちの ちかちゃん

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日だまりを連想させる抜群のモデルでした。

猫が目を閉じると途端に個性に乏しくなるのですが、この猫ちゃんは違いますね。

飼主さんのブログでこの絵の元になる写真を見たときには和みましたねえ。
血統書付きの存在感も素晴らしいと思います。
でも、猫は血統だけではなくて、その上に飼い主の個性や折り合って行く猫の個性によって血からだけではない新しい個性が生まれてきます。
純血の個性は真っ直ぐだけど、様々に折り合ってきたたくさんの血の混交から生まれた猫にはもっと滋味があるような気がしますね。
『ああ、こういうところはこの品種の特徴だね。』で終わらないそれ自体が抜きがたい唯一の個性。
こんな表情どんな猫ができる?
切り取った瞬間の巧みさもあるけれど、どれだけ近づけてるかね。

写真て、すごいね。

ところで、ボクの絵に写真みたいっていう感想が多いのは事実ですが、写真は客観的な瞬間なのだとボクはと思っています。
絵はその瞬間を源にした主観的な長い時間の流れなのです。

『描こう』と思った瞬間から対象は僕の時間の中に取り込まれるのです。

当時の文章に少しだけ手を加えました。

原画 1920×1830pix 350dpi Tif 1914.4作画

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