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フルトヴェングラーの第9 1951年バイロイト盤
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調op.125 (合唱付き) バイロイトの51年録音盤
第1楽章 アレエグロ・マ・ノントロッポ ウンポコ マエストーソ
第2楽章 モルト ヴィヴァーチェ :スケルツォ
第3楽章 アダージオ モルト エ カンタービレ
第4楽章 フィナーレ シラーの頌歌(歓喜に寄す)による自由な形式
指揮者 ウィルヘルム・フルトヴェングラー
オケ バイロイト祝祭管弦楽団 合唱団
ソプラノ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
アルト :エリーザベト・ヘンゲン
テノール:ハンス・ホップ
バス :オットー・エーデルマン
個人的には年末にはマーラーの2番を聴く。でも、たまに聴くときはベームと フルトヴェングラーの54年とこの51年です。
バイロイト祝祭管弦楽団はもともとホールが完成された目的がワーグナーの作品以外をやらないという目的を持っていたのですが歌劇場が完成した時、このベートーヴェンの第9を礎歌とした関係で第九は時々演奏されるようです。
でも、実際に演奏しているのはその時々の著名な楽団の楽団員が選抜されている。換言すれば選抜して”是非参加します”というOKを貰い、楽団の了承を即時に貰えるような指揮者でなければ、著名な楽団のエリート楽団員を7月から9月の間に集めるのは難しいでしょうね。
演奏はもちろん昔のことですから録音するのが目的ではなかったのであまりよくはない。54年の方は疑似ステレオ版が有名でそっちの方が聴きやすいですね。
でもこの演奏も一期一会の凄味のあるものです。ソプラノ以外は54年とすべて入れ替わっています。当時のソプラノの実力が抜きんでていたのがよくわかりますね。
極めて個人的な小乗的な内省世界から大乗に至るフィナーレの混沌としたエクストラガンツァまで好きです。その場にいたらシンパシーで何が何やらわからなくなるくらいのアドレナリンが出まくりのフィナーレでしょうね。フルトヴェングラーのタクトは長くて遠くでも明確に指揮者の情熱が伝わります。も、冷静にスピーカーの前に座ってコーヒー飲みながら聴くような演奏ではないですね。
https://youtu.be/dHDXdbSWu0E?si=ld4yRD-AW-ak300k