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メトリアカントサウルス イギリス生まれの中庸の紳士
メトリアカントサウルス Metriacanthosaurus 程酔い棘のあるトカゲ
1923年発表されたドイツの高名な古生物学者ヒューネの論文によれば、この肉食恐竜はメガロサウルスの新種として扱われていた。小種名はバルケリ。つまり、メガロサウルス・バルケリである。後に思い直してアルティスピナクス(現在のはベックレスピナクスの特徴を持つ)種であるとしたが、現在は不完全ながら発見されている従来のこの恐竜の化石の特徴から新たなメトリアカントサウルスという属に位置している。
イングランドのオックスフォード粘土層のジュラ紀(1億6000万年前)の地層から発見されたこの恐竜の名前はイギリスを代表する肉食恐竜であるアクロカントサウルスにある椎骨ほど高くなく、アロサウルスのようなカルノサウルス類よりも高いというほどの良さを表しているのだそうな。まあ、いかにも中庸的な表現です。
不完全な骨格が発見されているのみだが、再現二参照した骨格や復元想像のセンスのレベルがどこかの国のお粗末な骨格復元とは異なり、カッコいいね。学術的であるかどうかは別だけど。