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ボンボニエール

皇室のボンボニエールコレクションです。

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    明治天皇銀婚式 25th anniversary of the Imperial wedding of Meiji Emperor.

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    三人の明治大帝の姫君。Three Bonbonnières of three Imperial daughters’ of Emperor Meiji

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    龜は萬年 Imperial bonbonier with turtles

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    東伏見宮のイギリスからのお土産 A souvenir from Prince Higashi-Fushimi attended the coronation of the King George V.

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    大正天皇御即位大礼のボンボニエール Bonboniers for the celebration banquet of the enthronement of Emperor Taisho

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    明治天皇銀婚式 25th anniversary of the Imperial wedding of Meiji Emperor.

    明治大帝銀婚式、明治27年3月9日に下賜された記録上の最初のボンボニエール。鶴亀の置物は宮中「竹の間」においての饗宴で、皇族、大臣、各国使臣621人に配られたとのこと。

    鶴亀の彫刻菓子器は2種ございまして、楕円形と丸型。こちらは「豊明殿」にて立食宴の出席者に下賜されたそうです。両方合わせて1850個も作られましたが、これだけの手彫りの物を良く作ったものだと感心します。

    鶴亀置物型はその繊細さからか、完全な状態の物は少なく、宮内庁三の丸尚蔵館にもなく、数点のみが現存するだけだそうです。実際の宴席では、この鶴の形の大きな置物も宴席に飾られていたという外交官夫人の記録がございます。

    三点とも菊花紋は入っておりませんが側部に「明治二十七年三月九日」と手彫りされております。

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    • 登録日:2020/8/19

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    三人の明治大帝の姫君。Three Bonbonnières of three Imperial daughters’ of Emperor Meiji

    明治天皇の皇女のお別れのボンボニエールです。明治天皇の三人の内親王様が伏見宮系の皇族と結婚して血縁を固められました。もしこの結婚がなければ、旧皇室典範では、宮家は廃絶され、一華族として臣籍になるのですが、明治大帝直系の姫君を娶った事でこの三宮家は継続しました。

    まずは、明治41年4月30日竹田宮恒彦王と昌子内親王の結婚。大嘗祭で使われる柳筥型です。(2枚目の写真)

    続いては重箱鶴松紋の朝香宮鳩彦王と允子内親王の重箱型、これは明治43年5月6日のご結婚記念です。(3枚目4枚目の写真)

    そして北白川宮成久王と房子内親王のご成婚記念。これは台付文庫型と呼ばれ、明治42年4月29日に華燭の典が執り行われました。(5枚目の写真)

    殊に朝香宮ご夫妻と北白川宮ご夫妻は同時にフランスに遊学され、非常に仲がよろしかったそうです。ただ、悲劇なのは北白川宮様運転のスポーツカーにより北白川宮様ご不例、同乗の朝香宮ご夫妻は重傷を負いました…。

    #ボンボニエール #皇室 #天皇

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    • 登録日:2020/8/27

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    龜は萬年 Imperial bonbonier with turtles

    明治天皇銀婚式のボンボニエールは鶴亀をあしらっておりましたが、同じ明治期のボンボニエールで、亀だけ、鶴だけをあしらっている物があります。つがいの亀に小亀が乗っているもの。

    こちらの来歴は不明でしたが、学習院の学芸院の方がお調べになって、明治44年10月10日に催された、後の大正天皇妃である貞明皇后が風邪快癒のお祝いの宴で配られた物だそうです。後の昭和天皇も10歳で陪席遊ばされ、メニューはフランス料理が振る舞われました。。どのようなメニューだったのかは気になりますが、残念ながら「天皇の料理人」秋山徳蔵氏のメニュー・コレクションには同日のメニューは残されていませんでした。

    同じようなボンボニエールというよりも亀の置物もございます。これは本当に飾りのようなものでして、金平糖を入れる空間も無いのですが、尻尾の裏側に共通宮家紋が入っております。天皇家の際は八重十六弁菊花紋ですが、直系ではない皇族は自家の紋もしくは、十四弁裏菊紋章を使うことになっております。亀の作りからしても、同じ時期に作られたのではないかと推測されます。ちょっとした返礼品であったのか、この親子亀のボンボニエールからインスピレーションを得て何かのお祝いでどこかの宮様が作られたのか、それは不明です…

    #ボンボニエール #皇室 #天皇

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    • 登録日:2020/8/27

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    東伏見宮のイギリスからのお土産 A souvenir from Prince Higashi-Fushimi attended the coronation of the King George V.

    先の東宮妃(後の貞明皇后)のご快癒後に催された晩餐後で、秋山徳蔵氏のメニューコレクションに残っているのは、東伏見宮依仁親王が明治大帝のご名代として渡英遊ばすにあたり、送別会を開いたメニューです。記録によれば、竹の間で簡単な午餐だったようですが、オードブル、コンソメスープ、ヒラメの冷製ニース風、フィレ・ミニオン、冷製の鴨、鶏肉とトリュフのサラダ。サラダが最後に出るのが宮中らしい正式なディナーですね。

    さて、この時にボンボニエールが出されたのか不明です。しかし、2ヶ月かけて船旅で東伏見宮両殿下は英国に無事到着、明治大帝からお預かりなさった大勲位菊花頸飾を新英国王ジョージ5世陛下に贈られました。戴冠式は明治44年6月22日。その際にお土産として当時イギリスで一番格式の高かった金銀器商のゴールドスミス・アンド・シルバースミスにて特注のシガレットケースを注文したようです。普通イギリスのシガレットケースなどは9金が多かったのですが、これは18金。宮家共通紋の一重十四弁裏菊を彫らせ、また内側には、明治44年6月と、たどたどしい英人の手で掘らせています。紋章の彫りが西洋風で非常に美しい作品です。

    #ボンボニエール #皇室 #天皇

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    • 登録日:2020/8/27

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    大正天皇御即位大礼のボンボニエール Bonboniers for the celebration banquet of the enthronement of Emperor Taisho

    天皇の料理人としてドラマにもなった秋山徳蔵氏は、大正天皇の御即位の大礼の晩餐会に於いて大日本の宮廷が欧州諸国と同程度のレベルにあるかを示すためにフランスから日本に帰国しました。大正天皇御即位の晩餐会のメニューは、残念ながら原本が存在しない(?)ようですが、手記などの記録に基づいた物がメニューコレクションに、載っております。スッポンのコンソメ〜良いですね!カレームの伝統からエスコルフィエを通して、極東の皇室のおめでたい席の始まりにふさわしい。(写真1)

    さて、この時に晩餐が行われた会場は京都二条城でした。このメニューは二日目の様式晩餐でして、この際にボンボニエールが下賜されました。この時のボンボニエールは二種類。

    まずは「入目籠型」ボンボニエール。これは列席した在京公使夫妻および随員に贈られた物で、大変に手が込んでおります。この入目籠には竹製で、調度品として「内陣」に供えられる絹布「繪服(にぎたえ)」と麻織物「麁服(あらたえ)」を入れて神々に捧げる器です。少し金彩が薄くなっておりますが、非常に手の込んだ彫金をされていることは写真からもわかると思います。秋山氏が日本の宮廷料理がオテル・リッツにも劣らない物だということを証明するために呼ばれたように、日本の工芸技術がいかに優れているか、それを外国に知らしめる作品でした。(写真2、3、4)

    その晩の晩餐会では、もうひとつのボンボニエールが配られました。「柏葉箱型」です。こちらは2800人分用意され、服部時計店、天賞堂ほか2社、合計4社が手分けして作ったそうです。この箱には神饌を盛り悠紀殿に運ばれます。神饌は、主食は粟飯と米飯、副食は山の幸・海の幸の、生物四種と干物四種。お上は竹製の挟み形御箸で柏葉で作った皿形の器に盛り付け、さらに果物四種、白酒・黒酒をご自分で次々と神座にささげるそうです。(写真5、6)

    #ボンボニエール #皇室 #天皇

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    • 登録日:2020/8/27

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