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その他和ガラス

江戸から昭和初期の和ガラスについてご紹介します。 三色の氷コップなど高価なものはありませんが、硝子から当時の雰囲気を感じて楽しんでもらえたら幸いです。

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    コンポート

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    型吹き青緑色小皿

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    型吹き楓文小皿

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    梅に鶯文小皿

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    乳白青暈し置ランプ

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    吹雪文みつ豆鉢

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    ウランガラスのガラスペン

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    乳白ガラスの笄

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    コンポート

    全体を黄色のウランガラスで作り、口縁は赤で暈しを入れている。

    非常に華やかなコンポートで、素地のウランガラスは窓際に置くと太陽光でも淡く発光する。
    口縁部とフットに5ミリほどの欠けが見受けられ、完品であればと悔やまれる。
    口縁部に見られる鮮やかなピンク色の暈しは金コロイドによる発色で『金赤(きんあか)』とされるが、その製法は難しいようだ。
    同じピンクからオレンジがかった赤に発色するセレンを使用したガラスは生産性に優れ、安価であることを考えると、コンポートや氷コップ等の量産品にはセレン赤が一般的であり、特注の一点物に金赤が使われたと考える方が、自然のように思える。
    これらの赤が金赤か、セレン赤かについては諸説あり断定が困難であるが、十中八九セレンではないかと考えている。【2020.6.23追記】

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    • 登録日:2020/6/23

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    型吹き青緑色小皿

    明治中期にはプレス機械を用いた型押し(プレス)皿の量産が開始された。型押しは外型に溶融ガラスを流し、内型を押し付けて模様や形をうつしとる技法である。一方、江戸時代から続く伝統的な型吹き技法の皿も少数ながら作られている。
    通常この手の型吹き皿は透明が多く次いで乳白色も見られる。この皿の様に有色ガラスのものは数が少ない。また、この皿は特に薄手であり、青とも緑ともとれる美しい発色で、まさに江戸期のビードロを見るかのようである。

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    • 登録日:2019/3/20

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    型吹き楓文小皿

    明治期の型吹き技法で作られた小皿。透明ガラスで作られ、口縁部はこの時代のガラス製品によく見られる荒い研磨仕上げである。
    プレス皿には無い、とろりとした柔らかさの感じられる仕上がりが型吹きガラスの魅力である。プレス皿に比べて生産数も少なかったであろう。なかなか入手しづらい。涼やかさを感じさせる夏の器と呼ぶにふさわしい皿である。

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    • 登録日:2019/3/20

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    梅に鶯文小皿

    機械による型押し(プレス)技法で製作された皿である。宙吹きや型吹きの皿にくらべ、均一かつ大量に生産可能である型押し技法は明治末にはガラス器生産の主流となった。
    型吹きのようにガラスの滑らかな美しさは少ないが、それでも現代のプレスによるガラス器と比べると随分不均一であり、面白さがある。模様も多種多様で、日本的な意匠もあれば西洋を模したもの、軍事色の強いものなど色々ある。

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    • 登録日:2019/3/21

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    乳白青暈し置ランプ

    三分平芯四ツ手の置きランプ。
    置きランプとは台や机の上に置いて使用するべきランプという意味合いで、通常笠を用いず火屋のみのものを指す。
    台から油壺にかけて乳白に青を暈した気泡の多いガラスを用いている。明治大正期のランプは数多く残っているが、仕上げが丁寧でバランスよく美しいものは少ない。
    入手時から清掃、手入れを行い使用することができる状態である。

    このランプを入手してから約1年後、このランプに合うラッキョウ形の替火屋を入手した。(三枚目の画像)
    火屋の上半は磨りガラス加工されており口縁がヒダ状で青緑色のガラスで縁取りされている。
    なかなかに洒落た火屋である。【2020.6.23追記】

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    • 登録日:2020/6/23

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    吹雪文みつ豆鉢

    主に「みつ豆」用として大正から昭和初期に作られた鉢。骨灰を混ぜたガラスを吹き、口縁部付近を冷却することで白濁させ、さらに鉄板に敷いた緑色のガラス片を巻き取り装飾とする。口縁部は輪花となっている。
    あたかも緑色のガラス片が吹雪の様に見えることから、このような文様を「吹雪文」と呼んでいる。本品のように単色の物もあれば、緑のほかに茶や青、オレンジを混ぜたものなど様々である。
    かき氷を盛る「氷コップ」を主として、コンポート、みつ豆鉢、ソーダコップなどには色ガラスを多用し様々な技法で加飾された華やかな作品が多く見られる。なかでも氷コップはコレクターも多く、3色以上の色ガラスを使用したものや、珍しい技法で加飾された物は特に高価で取引されている。

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    • 登録日:2019/5/19

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    ウランガラスのガラスペン

    ガラスペンはつけペンの一種である。ペン先は周囲に溝を施したガラス管をバーナーで焙り、引き切って作る。溝の毛細管現象を利用してインクを吸い上げ筆記する仕組みである。明治35年、風鈴職人であった佐々木定次郎によって考案された日本生まれの筆記具で、戦前から戦後にかけて盛んに使用された。しかし、ボールペンの誕生により徐々に顧みられなくなり、現在ではほとんど使用される機会がない。しかし、ペン自体の美しさや滑らかな書き心地などから根強いファンは多く、現在も少数ながら作られ続けている。
    本品は竹軸にガラスペン先を挿入したタイプで、戦前のものである。このペンの最大の特徴は半透明の緑黄色を呈する、ウランを含有した練りガラスが用いられていることである。通常は透明ガラスが多く、有色のものであっても水色や茶、紫などが多く、このようにウランガラスを使用したガラスペンは珍しい。
    残念なことにペン先に折れと商標ラベルに剥がれがあり、状態はさほど良くない。類品を探すと東京の鶯商會が販売した「鶯印万年」という商品であったようである。

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    • 登録日:2019/11/24

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    乳白ガラスの笄

    両端に乳白に赤を混ぜたガラスをあしらった笄(こうがい)である。
    笄は髪飾りの一種で、古くは髪をまとめるために使用されたが、時代が下ると簪と同様に髪を飾るものとして機能するようになった。
    江戸時代にはガラスで作られた笄が登場しているが、当然高価であった。
    明治大正頃にはガラスは一般に普及し、このような装身具にも多用されることとなる。
    多くは水晶や瑪瑙といった宝玉類の代用としてガラスを用いている。
    本品も瑪瑙を模したものと考えられる。
    瑪瑙も美しいことに変わりはないが、時に青白く、時に赤橙色に透ける乳白ガラスは独特の魅力があり、美しい。

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      5がいいね!と言っています。

    • 登録日:2020/6/23

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