瑪瑙浜の水入り舎利石/メノウ

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青森県今別町で採取した舎利石です。
舎利石は《釈迦の遺骨の代用品》として重宝される神聖なメノウであります。

知名度で言えば錦石の陰に隠れがちですが、これもまた津軽半島が古くから誇る名産のひとつ。
僧侶たちが遠路はるばる採取しに訪れるという美しく神秘に満ちた銘石です。

そんな舎利石を珍重するのは石好きたちも同じで、私も度々訪れては昼夜を問わず探し求めてきました。

こちらはまさかの2つ目となる水入り舎利石。
袰月エリアに続き、今回は瑪瑙浜エリアで採取しました。

大きさは直径6㎜程度と袰月個体より小さいですが、透明度はこちらの方が高く内部の気泡が視認しやすいです。

実は現地では水入りだということに気付いておらず、帰宅後の選別作業中にようやく気が付きました。
内部に白濁核らしきものが確認できたためよく観察したところ、その正体は溶液に浮かぶ小さな気泡だったのです。

LEDライトで照らさずとも気泡の動きが見えた時は思わず感動してしまいました。
https://www.instagram.com/reel/C5RuwAfhC-F/?igsh=MTh3MDF2dHhraXg1ZQ==

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