O川の高温黒石英/ベータモリオン

0

O川で採取した異質な高温石英で、不純物を多量に含んでいるらしい漆黒の結晶です。

普通 "水晶" あるいは "石英" と聞いて真っ先にイメージする姿というと、恐らく先端の尖った六角柱の結晶が殆どだと思います。
しかし彼らのように柱面を著しく欠いた特徴的な結晶形の者も存在します。
それが約573~867℃の高温条件で晶出した『高温石英』です。

国産で黒色の高温石英など聞いたことがなくまさに暗黒物質ですが分かっていることや感じたことを記載します。

【弱磁性】
僅かに磁性を有しておりネオジム磁石に吸い寄せられる様子が確認できます。
このことから不純物の一部には磁鉄鉱やチタン鉄鉱が含まれているのではないかと思います。

【色】
一見すると光を寄せ付けぬ黒色不透明ですが透光性があり、強い光にかざすと黄褐色に透過します。
そのためどこか黒曜石やカンラン石、あるいはスズ石のような印象を受けます。

【母岩】
母岩は何らかの変成作用を受けたと思われる岩塊で、河原でごく稀に拾うことができます。
外観から内部に至るまですべてが黒色でまるで高温で焼け焦げたかのような印象です。
ネオジム磁石が反応するため弱磁性があります。
ひどく風化していて素手でボックリと割れることもあり、その断面には件の結晶が顔を覗かせています。
母岩の表面や断面には黄褐色の斑晶がキラキラと輝いており、これらは結晶化に至らなかった石英と思われます。

以上のことからこの黒色は母岩に由来するものであることが伺えます。
なので彼らのことを理解するためにはまず母岩の正体を知ることが肝心だと思いました。
しかしサンプルを集めようにも河原で時おり採取できる程度の遭遇率で、しかも起源となる露頭が分かりません。

おまけに露頭を探そうにも付近はクマの生息域…単独での調査は危険です。
何かを研究することって大変なんですね。

Default
  • File

    レLEGOの日記

    2024/02/06 - 編集済み

    なんか惹かれる石ですね😳

    5枚目が母岩というものですか?
    これを割ると、黒い水晶が含まれているということでしょうか?

    露頭と言う言葉を初めて知りました。

    まだまだ知らない言葉がたくさんあるんだなぁと、改めて思いました🤔

    返信する
    • ありがとうございます😊
      そうですね5枚目が母岩で、内部に黒い結晶を抱いていると思われます!
      ミューゼオをやっていると自分の知らない世界を垣間見ることができるので勉強になりますよね😌

      返信する
    • File

      レLEGOの日記

      2024/02/06

      そうなんですよね😄

      世の中には知らない面白いことがたくさんあると感じます‼️

      返信する