悲劇
ゲーム引退後、十数年の歳月が流れました。その間、訳あって3年の間に4回引っ越しをしました。それは諸事情あって仕方なく思っていますし、最後の引っ越しで念願のマイホームゲットなので無問題です。…が、引っ越しから数日後の休日、恐ろしいことに気づくのです。命より大事な(は言い過ぎ)愛しい老後の楽しみのゲームの一部が見当たらないのです。調べてみると、段ボールに詰めたゲームがまるまる2箱分ありません。すわ一大事ということで引っ越し業者、前の住居など関係各所に問い合わせましたが、見つかりません。いったい俺のゲームはどの4次元ポケットに消えたんだぁ。 このときに失ったものは、70冊ぐらいあった雑誌タクティクスの8割、全17冊の雑誌アレス10冊、S&TとWG雑誌数冊(これらは雑誌でまとめて同じ段ボールに入れていた)、タクティクス別売カウンターシート、「クロスオブアイアン」のカウンター、「べルター」、「チェーンソーウォリアー」、「インベーションアメリカ」等SPIのフラットトレイいくつかなど、引っ越し直前まで遊んでいたゲームを詰めた段ボール1箱でした。うぉお…。 まあ、無くしたもんは仕方ありません。覆水盆。 それより、この喪失事件を切っ掛けに、これはゲームをないがしろにしていた私への罰なんだ、やっぱりゲームはプレイしてなんぼなんだと思わされ、再びゲーム熱がふつふつと湧き上がってきたのでわからないもんです。以前ほどではないにせよ、暇を見つけてはルールブックを読んだり、簡単なシナリオをプレイしたりするようになりました。リハビリです。順調です。 リハビリするにあたり、最初におかゆを食べる様に、ゲームもいきなりビッグゲームやルールが複雑なものはちょっと病み上がりに勘弁です。ちょうどいいのが雑誌付録のゲーム。サイズもルールの量もリハビリにはちょうど良く、引退期間に刊行されて全く持っていなかった「ゲームジャーナル」や「ウォーゲーム日本史」を中心にまた集め始めましたとさ。この話が今から5年ほど前の話です。 #思い出