- qqtys Museum
- 5F 大塚周夫と吹き替え
- 『ビッグ・リボウスキ』
『ビッグ・リボウスキ』
1998年アメリカ作品。
ジョエル・コーエン監督作品。
ジョエル・コーエンとイーサン・コーエン、コーエン兄弟によるコメディ映画。
時は湾岸戦争真っ盛りで、所はアメリカ西海岸のロサンゼルス。
楽しみと言えば仲間とのボウリングと飲酒とマリファナくらい、そんな冴えない無職の中年オヤジであるジェフリー・リボウスキ(自称“デュード”)が、同姓同名の富豪と間違えられて強盗に入られた上に、腹いせに自宅のカーペットに"用"を足されたところから厄介な事件に巻き込まれていきます。
大塚周夫さんはそんなダメ中年のリボウスキを見ていると元気が出てくるという、謎の語り部を担当。
映画は彼の語りから始まり、そして彼の言葉で幕を下ろします。
出番は少ないですが、少ない分非常に気を使って芝居をしているのを感じます。
元々はパイオニアLDCによってDVDが発売されていたようですが、後に販売元がジェネオンに変わり、現在流通しているのはこちら。
吹き替え版も新たに作り直されており、キャストは一新されています。
新版ソフトの販売年が2012年なので割と最近の新録版ということになるのですが、キャストは往年の吹き替えを思わせるような方々がずらり。
メインが菅生隆之、玄田哲章、二又一成というだけでなく、本当にちょっとしか出てこない脇役ですら広瀬正志、牛山茂、宝亀克寿といった面々。
なぜこんなバカ映画でこの布陣なのか、素晴らしいと言わざるを得ません。