Danielle Dax “Pop-Eyes”

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アンダーグラウンド界の才色兼備の歌姫Danielle Daxのソロアルバム第一弾、その名も”Pop-Eyes”を紹介します。ただ、残念なことに、私の持っているのは、オリジナル・プレスのジャケじゃないことです。そう、あの人肉(?)のコラージュで、ヒトの顔を表現した、とても女性アーティストの作品とは思えない程、グロでポップなジャケではないんです❗️それが惜しいところですので、次回はそれを是非とも購入したいと思います。と言う訳で、オリジナルが出た2年後にリプレスされた盤で、Danielle Daxが、Vo, G, Drs, Kbd, Banjo, B, Flute, Tenor-Sax, Soprano-Sax, Trumpet, Tape, Drone, Drum Machine [Roland TR-808], Assorted-Perc, Toysを全部こなして、作り上げた、ホントの意味での「ソロ」アルバムなんです。しかも、4チャンネルのTeacのレコーダーで録音されており、1982年11月15-17日と言う3日間でミックスが終わり、マスタリングはGeorge Peckhamが担当しています。内容も素晴らしく、A1 “Bed Caves”やA3 “Everyone Squeaks Gently”では、中東風のメロディを披露しており、後のアルバムの方向性をしています。A2 “Everyone Squeaks Gently”ではドラムマシンではなく、プリペアード・ギターを叩いてパーカッション代わりにしているようです。A4 “The Stone Guest”はサックスが大活躍のインスト曲。A5 “Here Come The Harvest Buns”はユーモアのあるTR-808に合わせて朗々と歌っていますが、宅録感もあって親しみ易いです。B1 “The Shamemen”はカッコいいTR-808のHi-Hatの刻みから、これまたカッコいいベースラインになる小曲で、続くB2 “Kernow”は、TR-808とサックスが絡むインスト曲で、その天空をDaxのウィスパーヴォイスが舞っています。B3 “Numb Companions”では天使の様な声でDaxがオルガンに合わせて歌う「讃美歌」のようなビートレスな曲です。カッコいいシーケンスに合わせて、変幻自在な歌声で歌い上げるB4 “Tower Of Lies”に続きますが、ここでのシンセの使い方が興味深いです。そして、最後のB5 “Cutting The Last Sheaf”でも、金属質なシンセの間に独り言のような歌が聴こえてきますが、やはりトルコ辺りの民族音楽のようで、ビートレスに仕上がっています。とまあ、多彩な表現を一人でやってしまうDanielle Daxですが、プリミティブさと共に、曲によっては、その強さは違うのですが、どうも中東風のメロディやリフがそのここに散りばめられており、その後の彼女の方向性を示唆する出来であると言えるでしょう。嗚呼、それにしても、オリジナルのジャケ写の盤が欲しかったです。それだけが残念❗️

https://youtu.be/VohisjMjPSU

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