John Duncan &Joachim Nordwall “Conventional Wisdom”

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今回、紹介するのは、LAFMSのメンバーでもあるJohn DuncanとスウェーデンでiDEAL Recordingsを運営しているアーティストJoachim Nordwallのコラボ作品です。John Duncan氏については、日本にも在住していたこともあって、彼のコンセプチュアルな音に対する姿勢や扱い方を知っている方もいるとは思います。その時代には、彼は人々の住んでいる世界を見渡す為に、短波ラジオを用いることで、電波の狭間にコミュニケーションとディス・コミュニケーションを現前化してきました。しかし、彼は、最近は、声と言うか「歌」を用いたライブやインスタレーションあるいはアルバムを発表してきています。その手法の変化は何に起因するのかは過分にして知りませんが、彼が次なるステップに入ったものと想像します。常に我々が知るべきことをいち早く知り得て、実践する彼のことですので、こちらもワクワクしながら、謎解きをしたいと思います。一方、Joachim氏ですが、彼はスウェーデンの実験音楽レーベルBorft Recordsを友人と運営し、1994年に独立してiDEAL Recordingsを始めています。私もここら辺の事情は良くは知らないのですが、最近亡くなったMika Vainioともコラボ作品を作成する電子音響系のアーティストとして認識しています。それで本作品についてですが、やはりJohn氏はヴォーカル、作詞及び短波ラジオを、Joachim氏はシンセ、ドラムマシン及びアレンジを担当しており、2018年にイタリアとスウェーデンで録音された音源を用いています。かなりドラマティックな音作りが為されている印象ですが、英語の歌詞がよく分からないので、分かればもう少し楽しめるかな?とも思います。しかしながら、先に「歌」があって、それにバックの音を加えたのでは?と思わせるミックスの技をJoachim氏かやってのけているは驚愕ですね。個人的には、A面2曲目や5曲目などが好みですね。まだ謎解きまでは行きませんが、そんな彼らの問いに触れたい方なら、聴いてみて下さい。それにしても、John Duncan氏のハスキーな声は一時期のBlixa Bargeldの声質に似てるようにも思える。本作品での担当は、Joachim Nordwall (Synth, Drum Machine), John Duncan (Vo, Lyrics, Shorteave)と言うことです。

A1 “Conventional Wisdom” (4:02)
A2 “Hard Swallow” (3:56)
A3 “Intermission” (2:32)
A4 “Soft Eyes” (4:55)
A5 “Say No” (3:03)
B1 “The Joke” (12:06)
B2 “The Beautiful Attempt” (5:15)
B3 “The Red Hot Alternative“ (3:15); Joachim Nordwall (Vo)

A2 “Hard Swallow” (3:56)
https://youtu.be/AYiadlBknCQ?si=HWpVYLYmK_0sDfNN

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PL-Ljtp6QV468bRyd3sRtaK4gnyw_1rQRL&si=Qn4cXCogVtDEuk0b

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