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Fusiller “Le Monde Supérieur”
これは何も知らないで、ただ試聴して面白かったので購入したブツですね。どうも仏地下音楽界では有名なアーティストみたいです。Fusillerとは、Jo Tanzの変名であり、彼は元々は、仏の重鎮Ghédalia Tazartès (2021年に他界)と盟友ÈlgとのトリオReines D'Angleterreとして活動しており、一方で、面白い位ヤバいブツをリリースしているデュオOpéra Mortの片割れ(もう1人はÈlg)やFemme (Arno Bruinとのデュオ)としても活動、また自身のレーベルTanzproceszも主宰しているみたいです。Jo Tanzは2008年頃から活動を始めたみたいです。彼は元々、自作のマシンを作って、それを使っているみたいなのですが、Pierre Schaefferの"I like this succession of miniatures, it sounds like études, but it’s all electronic, such a shame”やBernard Parmegianiの"I wonder why I didn’t use this kind of voices in L’enfer ?"或いはFrançois Bayleの"Here is a composer"やLuc Ferrariの"Oh, there is some kind of humour here !"及びPierre Henry の”Well, I’ve done better work" のGRM勢の解釈を落とし込んだ電子実験音楽なのですが、兎に角エレクトロニクスの使い方や曲の展開の早さが特徴的で、初め聴いた時の印象は、スイスのアクショニズム派Schimpfluchが電子化したような唐突なストップ&ゴーを繰り返すような一種のコラージュのような電子音楽です。そんな印象もあるので、毒気とユーモアが同居するかのような耳触りになっています。こうなると、ソロだけではなく、デュオやトリオも聴いてみたくなってきましたね。皆さんも聴いてみたくなったでしょう!
bandcampより。
https://fusiller.bandcamp.com/album/le-monde-sup-rieur
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