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Eric Lunde “Witness To Disaster”
皆さんはEric Lundeと言うノイズ・アーティストを知っていますか?米国のアーティストで、1983年にBoy Dirt Carと言うバンドをDarren Brownと一緒に始めており、レコードやカセット作品を出していました。しかし、1989年にEricはBoy Dirt Carを脱退し、彼自身の音楽を出したかったみたいで、E. LundeやEric Lunde或いはTrait名義で活動したいます。彼はまた自分の詩集を、LLNDとプリントされた木箱に入れた装丁で出したりもしています。彼曰く、1990-2004年はアートも文筆も何も作る気にならなかったが、ただはチェックされていたことは少しだけはやったけどと言うことみたいです。それで、コンタクトも取れずに、PCとかも壊してしまったらしいです。また「今、私が到達点に近づいてと思って見ているものは、まだ指し示さないと分からない何かで、勿論、それは最近の慌しい活動とも関係しているのだが。死亡、それが貴方達のモチヴェーションなんだろ?」とも。「勿論、1986-1989年に私は数々のカセット作品を作ってきたが、Cathartic Processを通してリイシューしていくつもりではいるが。構えて待っててくれ」とも語っています。中々、難解な方のようですね。そしてこの作品をリリースしたのがオランダのV2_Archiefです。このレーベルはオランダの実験音楽、電子音楽やノイズミュージックなどをリリースしたり、ディストロしたりしている重要レーベルです。その中心人物がFrans de Waardであり、彼の秘書Jacque Van Busselであります。 まあ後のStaalplaat一派ですね。
それでEric Lundeのこの作品なんですが、恐らくライブ録音だと思うのですが、A面とB面に長尺の曲がPart 1, Part 2と言う風に記載されているのみです。ジャケには長々と解説が書いてありますが、訳する程の元気がありませんので、ご容赦ください下さい。カセットテープの録音された音や電子楽器(サンプラーやシンセ)などの音素材を上手くミックスして、極上のノイズミュージックに仕上げております。唐突なノイズの挿入やテープ音の反復などは非常にテクニカルで、また、リズムマシンすらも使用していますが、これはあくまでも音楽の中の1要素として使われています。所謂、ハーシュノイズとかではないですし、またテクノイズでもないですが、一種のアブストラクト・ノイズですね。でもここら辺のノイズってあんまり人気ないんだよねぇ。とは言ってもこれも高水準な作品なので、もっと聴かれるべきだと思うんです。どうですか?こんな抽象的実験ノイズは?因みに、リミックスはオランダの鬼才THU20のPeter Duimelinksがやっています!
A “Witness To Disaster 1”
B “Witness To Disaster 2”
https://youtu.be/QnbFq7Otnd0?si=y1T5DHRBa7iMsCMD
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