Malaria ! “Emotion”

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以前にも出ました独逸新潮流の一翼を担っていたオール・フィメール・バンドMalaria!のファースト・アルバム”Emotion”の日本国内盤です。Malaria!は1981年に西ベルリンで結成されたバンドで、メンバーはGudrun GutとBettina Köster, Karin Luner, Eva Gossling及び Beate Bartelからなります。それぞれが後のGerman New Waveのキーマンになりますので、きっと何処かで名前を見るでしょう。このファースト・アルバムではGudrun Gut (Sound), Manon P. Duursma (G), Christine Hahn (Dr, Kbd), Susanne Kuhnke (Synth), Bettina Köster (Vo, Sax)が参加メンバーとなっています(恐らく初期のメンバーと思います。因みに最初期はGudrunとBettinaの2人組として始まってます)。Malaria!のバイオグラフィーに関しても、これ以上の情報は無いので、この位にしておきます。
それで内容なんですが、もう「Malaria!節」が全開ですね。ドコドコ鳴るドラムが中心で、それに強力で朗々としたヴォーカルが乗ると言う構造です。確かにギターやシンセやサックスの音も聞こえてきますが、どれもズンドコ・ビートを盛り上げています。Bettinaのヴォーカルは、オペラチックで、いかにも独逸的ですね。正に「独逸のThe Slits」ですね(←違う!)。ここら辺の無骨なビートが彼女らの持ち味でしょう。NDWを代表するバンドなので、未聴な方は是非とも聴いてみて下さい❗️因みに、これと同時期に出たクレプシュキュール盤は曲順が違いますし、B面最後の曲名は違う曲に置き換えられています。それから元々のリリースしたレーベルMoabit MusikはGudrunの個人的なレーベルです。

https://youtu.be/wtUREE1BryM

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