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Mark Cunningham “Blood River Dusk”
Mark Cunninghamって聞いて、即答出来る人いるかなぁ❓
そうです、あの”No New York”に収録されているMarsのベーシストです❗️元は米国NYCに住んでいた彼はひょんなことから、スペインに移住していたのです。しかも、ベースからトランペットに持ち替えて,音楽活動を続けていました。そこら辺を経緯をちょっと紹介したいと思います。1980年代にMarsは解散し、その後,Mark CanninghamはDon Kingと言うバンドで80年代は活動を続けていましたが、それ以外にもRaeo, Bel Canto Orchestra, Bèstia Ferida, Blood Quartetなどのバンドやデュオに加わっていました。それで、MarkはDon Kingに籍を置いてツアーをしていた時、1986年にスペインのバルセロナを訪れており、そこで、Anton IgnorantやGatなどの即興演奏家のシーンを知ったようです。その後、毎年、行っていたので、自然と仲良くなり、1990年代にはバルセロナに移住していました。その頃のNYCシーンに疲れたとも。それで、彼はRaeoと言うグループを真っ先に結成して活動していました。そんな訳で、彼はソロアルバムを作ることになります。それが本作品であり,彼のファースト・ソロ・アルバムになります。ただ、録音機材は4 Track Rrcorderとちょっとしたエフェクターで行っており、また、現地のバンドCormac McCarthy’s Blood Meridianにインスパイアされただとのこと。また、録音は、Superelvisから借りたAdarを使って、Raeoのリハーサルスタジオで、残りは家で作ったものらしいです。そんな事情で作られたのが本作品になります、
それで,内容ですが、彼が使っている楽器は、トランペット、ベース、リズム・ループ、サンプラー、Korg MS-20, Toy Pianoで,協力者のSilvia Mestresはギターと声、Oriol Rossellが一曲でリズムトラックを担当。まあ、殆どがらMarkが作っているようなものです。結果、熱病にうなされたファンクとも言うべき音楽になっています。彼のトランペットは弱々しく吹き鳴らされ、熱病の細菌を撒き散らすが如くです。時には熱いサルサっぽいリズムやブレイクコアなリズムも聴こえますが、やはり病的な印象ですね。No Wave関連の人のその後は、やはり違うな!とも思いました。彼のうなされる様なトランペットを聴いてみて下さい。
A1 “Magnesia”
A2 “Breathbeat”
A3 “Duelo Al Sol”
A4 “Blood Meridian”
B1 “Duelo A La Sombra”
B2 “Night Tripper”
B3 “Smoke Signals”
B4 “Pagan Sunday”
B5 “Sonora Hi-life”
A4 “Blood Meridian”
https://youtu.be/-3UlD_CdVYw?si=KrMYz4tlty0K7kcG
B2 “Night Tripper”
https://youtu.be/dB3gpiOzqms?si=h8D87C7yN6iOiX1g
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