Krankhafte Phantasten “s/t”

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Krankhafte Phantasten (クランクハフテ・ファンタステン)は、全く知らなくて、単に独逸語表記のバンドだからと思って、ジャケ買いしたのですが、今、調べても、その実態とか結成とかは分からないです。ただ、メンバーは4人で、それぞれ出身が違うみたいです。クレジットには、Greg Wagner (Havanna/NYC; グレッグ・ワグナー), Miss Maud (Berlin; ミス・マアウド), Yoshikazu Kogo (Tokyo; ヨシカズ・コーゴ), Zwieback (Berlin; ツヴィーバック)と記載されていますが、誰が何を担当しているかとかどのように活動していたかは全く情報がありません。それで、本作品に関しては、A面が、green carpet(芝生の庭?)でのライブ演奏を、またB面2曲は、George Washington Bridgeのマンハッタン側の橋の下でのライブ演奏をウォークマンで録音しているとのことです。このバンドがNDWなのかどうかも怪しく、コンタクト先はNYCのChain Gangまでとなっています。ただ、ベルリンのメンバーが2人いるようなので、ここでは、便宜上、NDWとしておきます。また日本人もいるようですが、私はこの方のことを知らないので、知っている方がいましたら、ご連絡下さい。また、このバンドは本作品1枚を出しているだけで、この後、どうなったかも不明です。なんかモヤモヤしたばかりの情報ですいませんが、どうかご容赦下さい。と言う訳で、本作品の各曲をご紹介していきます。

★A1 “Don't Follow”は、ドラムマシンに何らかのPercと瀕死の咆哮Voから成るパンキッシュなノイズ的アプローチの曲で、メタパーなんかも使っているようです。音質は悪いけど、それがまた特徴でもあります。最後はドラムマシンだけで終わります。
★B1 “Anti-Mediocre-Worst-Riot”は、擬似民族音楽のようなプリミティブな曲で、ドラム缶のPercにその他のメタパーらしきPercプラス何らかの持続音と呻くようなVoが乗っている曲で、初期のE. Neubautenのようでもあります。
★B2 “Krankhafte Phantasten”は、性急なドラムマシンとメタパーにアジるようなVoから成り、やはり初期のE. Neubautenの”Negativ Nein”とかMissing Foundationを想起させるパンキッシュな曲です。

 やはりこの手の音楽は、録音場所や録音方法を考えて録ることが重要だと思います。音質の悪さを考えても、それ以上の剥き出しのプリミティブさみたいなものを提示/表現するのが、重要たと改めて思いました。後、もう少し音に厚みがあると完璧ですね。E. NeubautenやMussing Foundationが好きな方には大大大推薦です!

B1 “Anti-Mediocre-Worst-Riot”
https://youtu.be/jyXmNslRxaI?si=lh_t73zJ7XggjjbE

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