Die Tödliche Doris LP4 “Tabea Und Doris Dürfen Doch Wohl Noch Apache Tanzen” from “Strudelsölle”

0

ボックスセット“Strudelsölle”の4枚目は、“Tabea Und Doris Dürfen Doch Wohl Noch Apache Tanzen (タベヤ・ウント・ドリス・デュルフェン・ドッホ・ヴォール・ノッホ・アパッヒェ・タンツェン; 「タベアとドリスはもうアパッチを踊ってもいいですよ」)と言う、またまた謎なタイトルが付いています。ここで言うTabeaとは、メンバーで女優でもあるTabea Blumenschein (1980年から1987年の解散までメンバーであった)のことだと思うのですが。女性メンバーの遍歴は、今ひとつよく分からないです。

まあ、女性メンバーの確認は置いておいて、本LPの内容は両面2曲ずつ収録されています。では、各曲を紹介していきましょう。

◼️LP4 “Tabea Und Doris Dürfen Doch Wohl Noch Apache Tanzen”

★G1 “Futuristenparty” (4:29)は、物音系ノイズのイントロの後、Tabeaと思われる女性Voが、フリーキーなクラリネットとリズムボックスの単調なビートの上で、自在に歌いまくっている曲で、何となく元気が出そうな感じです。後半では、Percも使っているのかな?クラリネットも重ね録りしているのかな?
★G2 “Fleischration” (0:35)は、「でたらめ」なマリンバとクラリネットの合奏に、TabeaのVoが乗る曲ですが、直ぐに終わりますが、幼稚園でのお遊戯を想起します。
★H1 “Privatparty” (3:11)は、シールドの接触不良とTabeaのVoで始まり、アコーディオンのミニマルな演奏に、他の男性メンバーによる不穏なコーラスや不協和音だらけのオルガン等も絡んでくる曲で、最後は、アコーディオンも重ね録りされており、男性メンバーの咳き込み音まで挿入されています。
★H2 “Apachentanz” (1:56)は、TabeaのVoとそのバックにDoneのような電気的ノイズやインディアンのモノマネ声、更に不協和音のオルガンも僅かながら聴取できる小曲で、電気的ノイズも多層化して、全体的にノイジーに仕上がっています。

 このLPに関しては、個人的には、ボックスの中でも、何故か一番「音楽的」に聴こえました。リズムボックスとかアコーディオンとかを使っているからかな? ただ、それだけではないと思うんですよね。Tabeaのヴォーカリゼーションと言うか声質もあるのかも知れませんが、これは一種、マジカルな理由です。そして、またもやDorisにヤラレたと思いました。そうです、また良い意味で、裏切られました。そんな内容です。あと、多分、H2に、このLPの主たるテーマが含まれているようです。

G1 “Futuristenparty” (4:29)
https://youtu.be/Bell_2bHBfY?si=xqG5rVVVgCYpsWBj

H1 “Privatparty” (3:11)
https://youtu.be/gmsasRHuxo0?si=piAsNVixMPDT-B_z

#DieTödlicheDoris #Strudelsölle #6LPsBox #DieÜber-Doris #LP4 #1985年 #LabelDieTödlicheDoris #CassetteRelease #VinylOnDemand #2004年 #LPReissue #NeueDeutscheWelle #GermanNewWave #Avant-Garde #WolfganglMüller #NikorausUtermöhlen #TabeaBlumenschein

Default