トリプルソールとトリプルウェルト(グレンソン&JMウェストン)
仏英の2つのトリプルソール&トリプルウェルトが揃ったので並べてみました。 左:グレンソン “The triple welt "Archie 右:jmウェストン "580"トリプルソールダービー トリプルソール/トリプルウェルトはアウトソール(本底)とインソール(中底)の間にソールを2枚挟んだ、三重構造のアウトソールのことです。もともとカントリーシューズなどの構造のようでこの二足もまさにその佇まいです。一方足のサイズはほぼ一緒にもかかわらず靴の大きさが違うことに驚かされます。ウェストンはもともと捨寸と呼ばれる靴内部の余剰空間が少なく足のヌードサイズに近い大きさになります。 上:グレンソン 下:ウェストン トリプルソールの分厚いソールがわかるでしょうか?THE厚底です。ウェルトの部分はこんな感じです。 左:ウェストン 右:グレンソン 機能的には近くてもデザインはメーカーや国によって大きく異なるのが何とも興味をひきます。ウェストンは数十年前からこの靴を販売していますがグレンソンが発売を始めたのは比較的最近と認識しています。名称等もいろいろ気にしながら命名したのでしょうね。 -終わり- 今回紹介した靴達はこちら J.M.ウェストン590 トリプルソールフルブローグ https://muuseo.com/jmat/items/234 mat2193 グレンソン “the triple welt” 110247 Archie Bordeaux https://muuseo.com/jmat/items/415 mat2193
グリーン参る
2023/05/31 - 編集済みグレンソンにもこんなディンケラッカーのような靴があったのですね。
知らなかった‥‥。
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mat2193
2023/05/31割と近年の製品のようです。グレンソン、良いブランドですがトリッカーズとチャーチあたりの狭間に埋没しがちですしね。でもこの靴は製品としての出来上がりは悪くなく質実剛健さがポジティブに発揮されているように思います。
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