死に至る季節/マウロ・ペローシ (1972) クリスタル・キングに非ず。

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近年、ニューアルバムを久しぶりに発表したイタリアのカンタウトーレ、マウロ・ペローシのイタリア盤オリジナルと日本盤です。もちろん「大都会」の高音担当シンガーを想起するジャケットですが(笑) 内容は非常にシリアスで、生に追い詰められた男の悲痛、虚無、分裂がペロジの声を借りてイヤというほど迫ってきます。本国イタリアでもこのアーティストの知名度というのは、おそらく高くはないでしょう。どこまでも暗く、重く、歌そのものに憑りつかれているかのような狂気すら感じさせる。しかもそれが極めて訴求力を持っているわけです。地中海の光を反射して輝く真っ白な闇。単にアシッド・フォークと呼ぶには強烈すきる切迫感です。#アナログレコード #acidfolk #カンタウトーレ 

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