Ferrari 512M 1970~1971

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Ferrari 512M 1970~1971

【フェラーリ Pシリーズ】
1967年『330 P4』(4LV12)で、スポーツカー世界選手権タイトルを獲得。
しかし、翌1968年にレギュレーション変更が実施されます。

1968年のレギュレーション
・プロトタイプ(Group6) エンジン5L -> 3Lに変更
・スポーツカー(Group4) 5Lに制限 (50台の生産義務あり,1969年に25台に変更) 

小規模メーカーのフェラーリには、5Lエンジンで参戦するための条件、年間50台生産は無理です。

1968年 フェラーリはワークスでの参戦を見送ります。
5Lエンジンの新型車を開発したメーカーは無く、旧型のフォードGT MK1(4.9L)がタイトルを獲得しています。

1969年 3000ccの『312 P』で参戦しますが、フォード・GT MK1(4.9L)とポルシェ908(3.0L)には勝てませんでした。

1970年 5000ccの『512 S』を投入。
    生産台数が25台に緩和と、フィアットからの資金援助もあり、5Lで参戦できるようになりました。
    しかし、1969年にデビューして、成熟したポルシェ917(4.5L B12)には勝てません。

1970年 11月『512 S』の改良型『512 M』を初投入。ノンタイトル戦でポルシェ917を下して優勝します。

1971年 1972年のレギュレーションで5Lエンジンのクラスが廃止が決定したので、1年限りの『512M』を諦め、プライべートチームに放出しています。
    ワークスチームは、1972年のタイトル獲得を目指す『312PB』(3000cc B12)の実戦での成熟を優先します。

1972年 『312PB』は10戦10勝しています。

Ferrari 512 M 1970
【エンジン】4993cc V12
【出力】449 kW/610 ps
【サイズ】4180 x 2015 x 985 mm
【最高速度】310 km/h

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