ユーティリティープレイヤー
どんな仕事でもこなせる人間は非常に重宝されるのはどこでも同じ。新幹線にもそのような車両は存在します。 前任者の仕事を引き継ぐだけでなく、峠越え・周波数・速度向上、より多くの複雑な問題に立ち向かった東日本のエース。 彼の名は「E2系新幹線電車」 私が一番お気に入りの新幹線車両でもあり、プラレールも、Nゲージも一番最初に買った新幹線はこの形式でした。 私の生まれ故郷に新幹線が通ったのは今から約25年前。駅に行き初めて見た本物の新幹線がE2系でした。(出身特定されますが笑)幼児だった当時のことはよく覚えていませんが、毎朝東京へ向かう列車を見送っていたことははっきりと覚えています。 他にも幼稚園のお絵かきで「あさま」とのコメントに「こまちを連結しているからやまびこ」と言いまくり先生を困惑させたり・・・。私の思い出話はこれくらいにして、E2系は大きく分けると3形態が存在します。 0番台(N編成) 北陸新幹線「あさま」として登場したグループ。専ら「あさま」運用に充っていました。 E2系0番台 N13編成 「あさま」 https://muuseo.com/Rokukyu_Express/items/14 六崎急行(Rokukyu_Express) 0番台(J編成) 東北新幹線「やまびこ」向けに登場したグループ。当初はN編成と同じ塗装を纏っており、助っ人で北陸新幹線(旧長野新幹線)に入線することもありました。2002年の八戸延伸開業時に10両化、塗装も1000番台と同じものに変更されました。 E2系0番台 J5編成 「はやて」 https://muuseo.com/Rokukyu_Express/items/2 六崎急行(Rokukyu_Express) 1000番台 東北新幹線「はやて」及び新青森延伸開業にあわせて登場したグループ。特に最終形態のJ70番台編成はフルカラー行き先表示、コンセント装備、E5系トップナンバーより年下といった特徴を持ちます。 2022年には200系カラーを纏った編成も登場しました。 E2系1000番台 J68編成「はやて」 https://muuseo.com/Rokukyu_Express/items/1 六崎急行(Rokukyu_Express) 月日が経つのは早いもので当時は最新型だった車両も、気がつけば1番のベテランに。0番台は既に消え、1000番台も急速に数を減らしています。J70番台編成はまだ走るでしょうが、あと何年走るのかは全く分かりません。 東日本のエースとして、そして後輩達のサポートとして活躍してきた彼らも、まもなく引退の時を迎えようとしています。 学生時代に好きなアイドルの卒業を聞いて落ち込んでいた友人がいましたが、今ようやく彼の気持ちが分かった気がします。