トルヴォサウルス ジュラ紀最大級の肉食恐竜 意外とマイナー

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Torvosaurus トルヴォサウルス =獰猛なトカゲ 

小種名 tanneriとgurneyiの2種がメガロサウルス類として認定されている。頑丈な体躯、短いが強靭な前足、第一指の巨大で鋭い爪、頭部の強固な作り、はるかに年代は後になるが白亜紀後期(1億50万年前から6600万年前)に出現しもっとも有名で最も人気のある肉食恐竜であるティラノサウルスを想起させる。
この巨大な肉食恐竜はT-rexの時代からはるかな昔約1億5300万年前から1億4800万年前のジュラ紀後期に存在した。よく同時代のアロサウルスに似た姿に描かれるエドマルカ・レックスはこのトルヴォサウルスのシノニムであるとされている。
白亜紀後期のティラノサウルスに比して時代がはるかに古く、アロサウルスのように中型で集団性を持った獣脚類と異なり、個体ははるかに少なかったのではないかと思う。当然発見される化石も完全なものはない。しかし発見された部分を検討した時強靭な顎と歯を持つ最大級に進化したメガロサウルス類(あるいは巨大な第一指の爪が確認されるところからメガラプトル類との関連性も想起させる。)といえる。
食性は肉食であろうが、骨を砕く顎の強靭さはスカベンジャーとして死んだ大型恐竜の掃除屋としての一面も持っていたのではないか。現在認められている2種のトルヴォサウルスは体長10mを超え、アロサウルスのような俊敏なk肉食恐竜が集団で大型の草食恐竜を襲いようやく仕留めたところに、のっそりと現れ、獲物を横取りしているような絵が浮かぶ。
なお、ティラノサウルス類にタルボサウルスという名の恐竜がいる。日本読みでは混同されることもある。

原画 4000×2000PIX ファイル形式 PNG 2018年 ライセンス販売用に補筆
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