翼竜類 アヌログナトゥス 『尾のない顎』???

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Anurognathus  発音をそのまま書いたら アヌログナトゥスという。どうやらそれでいいらしい。空を飛ぶので恐竜の定義からは外れる。爬虫類です。

ジュラ紀後期に生息していた小型の翼竜類。

1923年記載されている。学名の意味はギリシャ語の合成で『尾のない顎』という。文字面からは何のことやらわからんが、この手のランフォリンクスとかディモルフォドンとかの仲間が長い尾をバランサーのようにして、架空旋回したのと異なり、極めて短い尾を持っていて飛ぶイメージは現生の蝙蝠のような感じだったのかもしれない。

顎の形状は他の仲間と似通っていて、共通して尾が長い仲間から見れば、尾がないように見えるので『尾のない顎』というわけだね。

この子は小さいので肉食だけど相手は昆虫。

歯並びは細い針状の歯が生えていて短い頭部をしていた。相手も素早いので脳の反応が長い嘴を持つものよりも早く、目の前のものを逃さない。歯の形は、あれだ、シンゴジラみたいな形だね。
低い灌木の間を飛ぶ昆虫を捕まえるために滑空しての旋回のバランス尻尾でとるよりも、短い尾と強い羽搏きで機動性を優先していたということだろうと想像する。

推定翼長は50センチ程度、頭から尻尾の先まではたった9センチ。40グラムほどの体重を羽搏きで支えていたと推定されている。大きさは現生の植物食のオオコウモリなんかよりはるかに小さい。

画像の獲物は適当です。当時のオオトンボ属はメガニウラやメガニウロプシスのように大きなものばかりではないし、トンボの化石はそんなに完全なものは見つかっていない。従来メガニウラの頭部として展示されたものも現在の化学分析の光を当てられ、次つぎに捏造したものとの判断がなされているようだ。ここでは捕食者が小さいのでトンボもより小さくし、少し近代的な形にしております。

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