混乱の果てのプテラノドン

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この画像の並びでは2番目のものをのぞいて、後の3つに関しては名称が混乱する。もはやこのような種類がプテラノドン『歯のない翼』と呼ばれる統一した属の中に存在することはないだろう。
現在の学説では50年間最大のプテラノドンとされたステルンベルギはゲオステルンべルギアにまとめられたため、今はプテラノドンと言えばロンギケプス一種である。

かつては有名であったインゲンス(3番目)は標本の有効性に疑問が持たれ、固有には使用されず、多くはロンギケプスに収斂されている。つまり個体変異か雌雄とかね。
そこでボクは一番ポピュラーな誰もが一目見て『プテラノドン』!と呼ぶロンギケプスの模式種のフォルム(1番目=展示順では2番目)を描いて、もうやめにした。

学名は属名と小種名を「・」で繋げたものだけど(例えば僕ならmineosaurusが属名でzizyiiが小種名『和名:年取ったmineoトカゲ』( ´艸`))、小種名でこのプテラノドンの様々な種を想像し、わくわくして描こうという気持ちが失せた。

プテラノドンは模式種であるロンギケプスのみ。そして、フォルムは映画ジュラッシックパークで決定的に興味のなかった人に網膜にもその姿が完全に焼き付いた。
かくてプテラノドンには小種名の必要が無くなった。

だいたいね。翼竜類のことをプテラサウリア(PTERASAURIA)っていうんだから。翼竜にもう小種名はいらないやね。(極論だけど。)

小種名は発見者が好きにつけるからなんでもいいけど、その小種名を付けた種の化石に頭部のかけらがなかったら、昔はそこを想像で補ったり、模式種を参考にしたものです。書き手の楽しみを奪ったね。

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