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古代魚 シファクティヌス(クシファクティヌス)genus Xiphactinus  白亜紀の ブルドッグフィッシュ

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Xiphactinus シファクティヌスという呼び名が標準和名となっている。白亜紀前期から末期まで主にオーストラリア海域の浅海域に生息していた剣呑なお魚。体長は4.6mから推定6.1mに及ぶ。比較的状態の良い全身骨格が発見されており、自分の体長の二分の一ほどの大きさの魚を丸のみにした化石も残っている。浅海域では当然大型のサメとも競合するが、このご面相の険悪さは、鮫を凌駕する。実際当時の大型のサメの種類が胃の内容物として多く発見されている。いまだ未整理ではあるが硬骨魚類の一種であり、イクチオデクテス形目- イクチオデクテス科- イクチオデクテス亜科に分類される獰猛な真骨類(未整理)である。

。口腔に夥しい数の細かく鋭利な歯を有し、歯列は不規則である。イクチオデクテス亜科の特徴として、口は非常に大きく開くことが可能であった。その顔貌から「ブルドッグ・フィッシュ」と形容されることがある
流線型の体形、幅広の尾鰭の形状から時速60kmと推定される、まさにバケモン。
系統分類を無視したイメージでいえば、巨大な歯を持ったでっけえイワシ。若しくは危険な歯を持った巨大なターポンといったところか。
いずれにしても、もし現代に棲息していたら、キャッチ&リリースなどというお遊びの対象にはふさわしくない部類の魚だね。

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