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ランベオサウルス ♂ (Lambeosaurus male)
ランベオサウルス(オス)
恐竜カードでの一般的解説と重複する部分も多いが、これに付加する形で紹介する。
体長10 - 15メートルで鳥脚類としては最大級。パラサウロロフスやコリトサウルスなどの他のランベオサウルス亜科のように、頭頂部に特有の骨突起を持っていた。
ランベオサウルスの場合、骨突起はコリトサウルスと似ているがやや小さく、前傾している。また頭部後方に向かって緻密骨の棒が一本突き出しており、コリトサウルスとは容易に区別がつく。骨突起は内部が空洞で、鼻腔に通じていた。この構造により嗅覚を高めるか、または大きな声を発することができたと考えられる。
頭部の骨構造に関しては、全体的に小ぶりであったり、もしくは後部の骨の突起がなかったりと、個体間でやや差がある。かつてはこれを元に個々に別の種であると考える研究者もいた。しかし現在ではこれは性別、(あるいは成長の違いによるものだと考えられている。)
皮膚の印象化石からは、腹を除く一定の箇所に多角形の突起をもつ、薄い皮膚であったことがわかっている。
この点について、作画するうえでこれをどこに持ってゆくかについて考えたが、現時点での皮膚の印象は省略した。
足跡化石からは群れを作り四足歩行で移動していたことがわかっている。速度はかなり速く、他には無防備であるこの動物の捕食者に対する唯一の防衛手段であったと考えられる。
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