Koneprusites sp.

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比較的大きくて派手目な種類が多いデボン紀モロッコ三葉虫ですが、本標本は1センチに満たない小さな化石です。プロエタスに似た形状をしていますが、側葉の後ろから一対の長い棘が伸びています。

最近では暫定として、Koneprusites aff. baconi(Pribyl, 1965)の小種名が与えられている模様ですが、詳しくはわからないです。

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    Trilobites

    2021/12/20 - 編集済み

    Tropidocoryphidae(科)仲間ですが、Cornuproetusみたいには産出せず、近年は新規採掘できないのか滅多に見なくなりましたね。現代の技術で剖出した標本に買い替えたいなと思いつつ、なかなかその機会が来ません。小さく派手さはない種類でも、ひっそりと絶産していくモロッコ産は、買い時が難しいですね。

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      tatsutoy

      2021/12/20

      トロピドコリフェ科のトロピドコリフェが上位にあるのは面白いです。標本数から言えばコルヌプロエタスや、ディアデマプロエタスの方が比較的良く見かけ、トロピドコリフェはやや見かけない印象があります。もちろん、分類と標本数は別物なのですが。

      画像の標本種、現在の技術でプレパレーションをすれば、小さくても映えるでしょうね。そうですか。絶産気味ですか…

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