バチカンで近代絵画を~ティファニーで給食を

初版 2024/04/08 23:30

改訂 2024/04/08 23:31

バチカン美術館の中心は古いキリスト教関連の美術品ですが、近現代の絵画作品もかなり充実していました。

私の好きなルオーの油彩もありました。

ジョルジュ・ルオー「聖顔」1946年

こちらもルオーの「聖顔」

何かトリノ聖骸布を彷彿とさせます。

ルオー「秋またはナザレット」1948年

陶芸作品もありました。

ピカソ「三匹の黒魚」1957年~ピカソには「絵を描かないで陶芸だけをしていた」2-3年があったことが知られています。

石黒宗麿の魚絵大皿を連想させます。

シャガール「キリストと画家 (芸術家とそのモデル)」1951年

シャガール「十字架 (神と悪魔の間)」1943年

シャガール「ヤコブの夢」1977年~シャガールらしい夢か現実かわからないような不思議な世界。

ジェームス・アンソール「悔悛者の行列」

サルバトール・ダリ「三位一体」1960年~素晴らしいデッサン力。

サルバトーレ・ダリ「十字架」1954年~ダリの磔刑像は傑作が多いです。

フェルナンド・ボテロ「trip to the ecumenical council」1972年~一目見たら忘れられないボテロの「太っちょ教皇」。とっても可愛らしいです(笑)。

ベン・シャーン「第三の寓話」1955年~バチカンにあるのがなんとなく違和感のあるベン・シャーン。

フランシス・ベーコン「イノケンティウス10世」1961年

元になった絵画はこちら。ベラスケスの「イノケンティウス10世の肖像」。それにしても人相の悪い教皇です(笑)。

アンリ・マティス 彼のデザインしたロザリオ礼拝堂の下絵。とても美しい色の組合せです。

https://www.kateigaho.com/article/detail/167625

アンリ・マティスが“生涯の傑作”と自ら評した「ロザリオ礼拝堂」(ヴァンス)

アンリ・マティス 希望の色と光 第4回(全6回) 世界中の人々の心を捉えて離さない20世紀を代表する画家、アンリ・マティス。作風や技法を常に変化させ、彫刻やステンドグラスを含め多くの作品を遺した偉大な芸術家が創作し、暮らした地を辿り、なぜ私

https://www.kateigaho.com/article/detail/167625

古い絵ばっかりだとなめていましたが、さすがはバチカン、守備範囲が広いです❗恐れいりました。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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