ついに公開
こんにちは。 立夏の前の18日間、いわゆる春土用に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 土用といえば土用の丑の日を思い起こす方も多いかと思いますが、これは立秋前の夏土用のこと。春土用においては、戌の日にイチゴですとか大根ですとかいんげん豆を食べるのが良いとされているそうです。ムシムシした梅雨や猛暑酷暑の夏がやって来る前にこれらを食して、体調を整える一助としてみるのも良さそうですね。 と、テレビの情報バラエティ番組のような始まり方をしてみましたが、選抜高校野球の開幕に合わせてフロアのみオープンしていた「阪神の車両」フロアに、この度最初の入線車両となる8000系電車がやって来ました。 皆様どうぞお誘いあわせの上、お越し下さいませ。 前回も阪神つながりということで野球に絡めたお話を致した次第ですが、この8000系電車、特に車体のモデルチェンジが行われ、掲出した写真の姿となった車両が初お目見えしたのは1984(昭和59)年の暮れのこと。 虎党の方々にはこの年号でピンときたかと思いますが、この翌年、阪神タイガースは圧倒的な攻撃力を発揮して、久しぶりのセントラル・リーグ優勝、更には初の日本シリーズ制覇を成し遂げることになるわけです。 つまり、タイガース・ファンの皆さんにとっては、この8000系電車は実に縁起の良い電車であると言えるかと思います。 そうそう、冒頭で春土用のお話をしましたが、その春の土用入りとなった4月17日は、後々1985年の阪神タイガースの強さを象徴するシーンとして語られることになる“バックスクリーン3連発”が、阪神甲子園球場で繰り広げられた日なんですよね。 ▲8000系電車が表紙を飾る『鉄道ピクトリアル』誌の阪神電気鉄道特集号が発刊されたのも、ちょうど阪神タイガースが快進撃を続けていた時期。 1990年代の雌伏の日々を経て21世紀に入り、セントラル・リーグ優勝、或いはクライマックスシリーズを勝ち上がっての日本シリーズ出場を果たしている阪神タイガースですが、いずれの機会においても日本一のペナントには手が届かぬままとなっています。 今シーズンが開幕し、各チーム共にそれぞれの対戦を一回り終えた今、阪神タイガースは好調であるとの見方がなされています。 今シーズンこそはリーグ優勝を、いや、日本一も勝ち取って欲しいという虎ファンの皆さんの大願成就に、当ミュージアムでの8000系電車の公開がお力になれたら幸いに存じます。 #阪神8000系 #阪神タイガース #1985年 #2021年
南風
2021/05/02かっこいいです!阪神電車の8000系は小さいときの憧れです。
今までのデザインとは異なり
デビュー当初、斬新さに感動したこと記憶に深く残っています。
ありがとうございます。
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Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
2021/05/02コメントありがとうございます。
中央に貫通扉を配してその両側の窓を天地方向に拡大させる(或いは窓と連続させた飾り板の取付けやブラックアウト処理)という前面デザインは、1980年代の流行となりましたね。
流行のデザインに倣うと、「どこかで見たことがある」という印象を与えるものになってしまうのは避けられないところがありますが、阪神8000系の場合は2灯の前照灯を貫通扉の上部に並べたことによって、流行を取り入れつつも個性のある車両とすることに成功したように思います。実際、その後の新形式車両にもこの“顔付き”は受け継がれましたしね。
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南風
2021/05/03なるほどです〜!
そうおっしゃっていただくと、納得いく事が多いです。
私も、30年以上阪神沿線から離れて生活していますが未だ現役で走っている姿を見れると、本当に懐かしく感じます。
模型の写真拝見させていただき、本当に懐かしかったです。
ありがとうございます。
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