ついに公開

初版 2021/04/18 18:22

改訂 2021/04/22 12:32

こんにちは。

立夏の前の18日間、いわゆる春土用に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

土用といえば土用の丑の日を思い起こす方も多いかと思いますが、これは立秋前の夏土用のこと。春土用においては、戌の日にイチゴですとか大根ですとかいんげん豆を食べるのが良いとされているそうです。ムシムシした梅雨や猛暑酷暑の夏がやって来る前にこれらを食して、体調を整える一助としてみるのも良さそうですね。


と、テレビの情報バラエティ番組のような始まり方をしてみましたが、選抜高校野球の開幕に合わせてフロアのみオープンしていた「阪神の車両」フロアに、この度最初の入線車両となる8000系電車がやって来ました。

阪神8000系電車

/shijo-railway-museum/items/209

Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

皆様どうぞお誘いあわせの上、お越し下さいませ。



前回も阪神つながりということで野球に絡めたお話を致した次第ですが、この8000系電車、特に車体のモデルチェンジが行われ、掲出した写真の姿となった車両が初お目見えしたのは1984(昭和59)年の暮れのこと。

虎党の方々にはこの年号でピンときたかと思いますが、この翌年、阪神タイガースは圧倒的な攻撃力を発揮して、久しぶりのセントラル・リーグ優勝、更には初の日本シリーズ制覇を成し遂げることになるわけです。

つまり、タイガース・ファンの皆さんにとっては、この8000系電車は実に縁起の良い電車であると言えるかと思います。

そうそう、冒頭で春土用のお話をしましたが、その春の土用入りとなった4月17日は、後々1985年の阪神タイガースの強さを象徴するシーンとして語られることになる“バックスクリーン3連発”が、阪神甲子園球場で繰り広げられた日なんですよね。


鉄道ピクトリアル No.452

https://muuseo.com/shijo-railway-museum/items/82

Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)

▲8000系電車が表紙を飾る『鉄道ピクトリアル』誌の阪神電気鉄道特集号が発刊されたのも、ちょうど阪神タイガースが快進撃を続けていた時期。



1990年代の雌伏の日々を経て21世紀に入り、セントラル・リーグ優勝、或いはクライマックスシリーズを勝ち上がっての日本シリーズ出場を果たしている阪神タイガースですが、いずれの機会においても日本一のペナントには手が届かぬままとなっています。

今シーズンが開幕し、各チーム共にそれぞれの対戦を一回り終えた今、阪神タイガースは好調であるとの見方がなされています。

今シーズンこそはリーグ優勝を、いや、日本一も勝ち取って欲しいという虎ファンの皆さんの大願成就に、当ミュージアムでの8000系電車の公開がお力になれたら幸いに存じます。


#阪神8000系

#阪神タイガース

#1985年

#2021年

当電気鉄道では“魅力ある車両が魅力ある路線を作る”を合言葉に、優等列車用の人気車両から輸送力増強のための実力派車両まで、幅広く積極的に導入しております。

…との宣伝文を錦の御旗に掲げて(笑)少しずつ収集してきた模型鉄道の車両たちや鉄道関連書籍をお目に掛けたく運営しております。
なかでも、模型鉄道の車両たちに関しては、模型の製品としてではなく実物の車両についての様態を記すこととしました。当館をご来訪の皆様に様々な鉄道車両に親しんで頂けるきっかけ作りやお手伝いが出来ましたらば、大変嬉しく思います。

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    だいちゃん

    2021/04/21

    今年もタイガースはいつも通りスタートダッシュは素晴らしいですね。ただ、毎回夏までには失速してしまいます(笑)

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    • バックスクリーン3連発の印象があまりに強いせいか、1985年の阪神タイガースは開幕直後からぶっちぎりで優勝したように捉えられていますが、実際には勝負どころと言われる夏場に勝ち星を増やして優勝戦線から抜け出しました。
      夏場に勝てるかそうでないかは、練習で体力を付けてきたかどうかの差とも言われますが、果たして今年のタイガースは如何に?というところですね。

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