『アンタッチャブル』30周年記念ブルーレイTV吹替初収録特別版

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1987年アメリカ作品。
ブライアン・デ・パルマ監督。

シカゴの大ギャング、アル・カポネと捜査官チームの激闘を描いたあまりにも有名な傑作。
『007』以降、ヒット作に恵まれなかったショーン・コネリーは本作で見事に返り咲きました。

この30周年記念ブルーレイはソフト版、フジテレビ版、テレビ東京版と3種の日本語吹き替え版を収録。
ショーン・コネリーはソフト版では坂口芳貞さんですが、収録されたテレビ版ではもちろん若山弦蔵さんです。

大塚周夫さんはテレビ東京版の警察署長役。
当時すでに若山弦蔵は「抜き」(個別録音)でしか出演しないスタンスでしたので、このテレ東版においても、若山さんと大塚さんの絡みは居合わせて録音したわけではありません。
しかし「向こうの役者と呼吸を合わせる」ことができる名人同士、まるでその場でやり取りをしているかのような見事な吹き替えを聞かせてくれます。

ケビン・コスナーに津嘉山正種、ショーン・コネリーに若山弦蔵とFIXを持ってきたテレビ東京版も悪くはありませんが、やはりノーカット収録かつズラリと名人が揃ったフジテレビ版には及びません。

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