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『アンタッチャブル』30周年記念ブルーレイTV吹替初収録特別版
1987年アメリカ作品。 ブライアン・デ・パルマ監督。 シカゴの大ギャング、アル・カポネと捜査官チームの激闘を描いたあまりにも有名な傑作。 『007』以降、ヒット作に恵まれなかったショーン・コネリーは本作で見事に返り咲きました。 この30周年記念ブルーレイはソフト版、フジテレビ版、テレビ東京版と3種の日本語吹き替え版を収録。 ショーン・コネリーはソフト版では坂口芳貞さんですが、収録されたテレビ版ではもちろん若山弦蔵さんです。 大塚周夫さんはテレビ東京版の警察署長役。 当時すでに若山弦蔵は「抜き」(個別録音)でしか出演しないスタンスでしたので、このテレ東版においても、若山さんと大塚さんの絡みは居合わせて録音したわけではありません。 しかし「向こうの役者と呼吸を合わせる」ことができる名人同士、まるでその場でやり取りをしているかのような見事な吹き替えを聞かせてくれます。 ケビン・コスナーに津嘉山正種、ショーン・コネリーに若山弦蔵とFIXを持ってきたテレビ東京版も悪くはありませんが、やはりノーカット収録かつズラリと名人が揃ったフジテレビ版には及びません。
映画ソフト NBCユニバーサル・エンターテイメント リチャード・ブラッドフォードqqtys
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アニメ『美味しんぼ』BDボックス1~3
ついに平成も終わるということで、昭和と平成を跨いで放映された『美味しんぼ』です。 キャッチコピーは「究極のアニメドラマ」、実際今見てもかなり面白いです。 VHSはリリースされたものの、まったくDVD化の音沙汰がありませんでしたが、2016年になってようやくBDとDVDボックスが発売。 あと2年早ければ大塚周夫さんのインタビューが付いたのかもしれないのに、と悔やんだものです。 本作の海原雄山は大塚さんが『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男、『チキチキマシン猛レース』のブラック魔王と並んで名前を挙げるほどのお気に入りのキャラクターだったようです。 海原雄山と山岡士郎の関係、芸術一辺倒で家族を顧みないところや、その一方で息子をどこかで認めていたりと、自分と重なる部分も多かったのではないでしょうか。 大塚さんも芸術の家系ですしね、彫刻ですが。 この手のごつくて迫力のある人物は飯塚昭三さんや内海賢二さんあたりが得意な領域なので、大塚周夫さんが海原雄山というのには最初驚きましたが、雄山のキャラクターを考えた際に大塚周夫以外に考えられないくらいのハマり役だったと思います。 パイロットフィルムも収録されているのですが、なんと山岡士郎が千葉繁さんです。 大塚さんと似た系統を持ってきたかったんでしょうね。
アニメ 株式会社バップ ネット通販qqtys
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CRYSLER CE-4a
1970年頃にクライスラーが発売した12cmフルレンジ一発のミニスピーカー。 何度か訪れたオーディオ界ミニスピーカーブームの第一世代に当たる製品。 密閉箱に吸音材を詰め込んだアコースティックサスペンション方式で、ユニットはアルニコマグネット、大好きなアイデンのOEMです。 初期型だと、サランネットが芸者の帯の生地で出来ていたそうですが、手元にあるのは通常サランネット。 もちろん単体では低音なんて出ませんので、本棚に突っ込んで本の背表紙を正面板の延長として利用することが前提の作りです。 ・・・百科事典やハードカバーの単行本がぎっしり詰まった本棚のある家庭なんて、今時そうそうないでしょうが。 しかし現在は2.1ch、5.1ch用途のサブウーファー群が充実していますし、デジタルオーディオなら再生アプリに補正用のグラフィックイコライザー付きが当たり前になってきているので、むしろこの手のスピーカーを活かしやすい環境になったと言えます。 ネットでこのCE-4aを検索すると、アイデンのユニット開発に携わった故・池田圭氏の逸話が出てきて、このスピーカーの潜在能力を窺わせます。 おかげで、中古相場は高騰、こいつも12cmフルレンジのシステムとは思えない価格で購入しました。 同じ金額で40cm3wayが中古で手に入るというのに・・・でも、置き場所を取らないから気楽なもんです。
オーディオ機器 クライスラー ネットオークションqqtys
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『ねずみ物語 ジョージとジェラルドの冒険』DVD
2007年制作サンリオ作品。 ほとんど知られていないんじゃないか、と思うような劇場アニメ作品。 いったいどのくらいの規模で公開されたのか、それすらさっぱりわからないんですが、制作はマッドハウス、声優もベテラン勢を起用していて、作画演出ともとてもよくできた佳作です。 声優も高山みなみ、林原めぐみ、犬山イヌコ、山口勝平というところが揃っていて、加えて野沢雅子、内海賢二、そして大塚周夫が出演しているという気合の入れよう。 ネズミのアニメに野沢、内海、大塚・・・何をかいわんや。 イタチも龍も出てくるんですが、そこは内海、大塚両氏にぜひとも兼役でやっていただきたかった。
アニメ映画 松竹 3000円程度qqtys
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『バルジ大作戦』特別版DVD
1965年アメリカ作品。 ケン・アナキン監督。 若い戦車兵が合唱する『パンツァーリート』のシーンはあまりにも有名。 本物の戦車が大量に走り回っている画面はまさに圧巻。 カタチが違う? そんな些細なことはどうでもいいのです。 この映画の中では、あれこそがキングタイガーなんですから。 ロバート・ショウ演じるヘスラー大佐を、ブロンソンが部下の安全を保障させるため、わざと怒らせるシーンがあります。 後年『美味しんぼ』で同様のシーンがあり、こちらで大塚さんは怒らせるほうから怒る方に立場が逆転しているのが面白いところ。 テリー・サバラスを大平透さんが担当しているので、どうしてもビッグジョーに見えてきます。
映画ソフト ワーナー・ホーム・ビデオ 1000円ほどqqtys
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『刑事マディガン』BD
1968年アメリカ制作。 ドン・シーゲル監督作品。 DVDの吹替えではウィドマークを菅生隆之さんが演じていますが、BDではテレビ版吹き替えを収録。 BDではどちらのヴァージョンでも聞くことができます。 『刑事マディガン』はこれ以外にもテレビドラマが存在するらしいのですが、未見。 なんとか吹き替えを収録してソフトリリースしてもらいたいものですが、最近のセル市場はかなり厳しいらしいので望みは薄い・・・。
映画ソフト キングレコード 5000円前後qqtys
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SANSUI BA-2000
#オーディオ アンプの名門、山水電気のパワーアンプ。1976年ごろの発売。 このアンプの音は、凄い。 と言ってもバリバリドカンと来るようなゴリゴリサウンドではない。 甘く、やわらかく、暖かく、スピーカーがふっと消えて、優しい音で包まれるような純アナログサウンド。 友人が「トランジスタなのに真空管の音がする」と評していたが、まさに然り。 一聴して魅了されてしまい、無理を言って譲ってもらった。(その後、友人も同機種をすぐに入手していたが・・・) BA-2000は07シリーズの初代AU-607、AU-707と同じ時期の発売だが、この3機種は共通の音色を持っているように思う。 見た目はBA-3000と似ているのだが、あちらはいわゆるオールドサンスイと言われるJBLに合わせたようなダイナミックなサウンドなので、音質はまるで違う。 他に並ぶものが無いような素晴らしいアンプだが、その独特の音質ゆえ音楽そのものを選ぶ。 高域は明らかに伸びていないし、力強さもあまりない、実に落ち着いた音色だ。 腹にズシンと力強く響き、激しく煌びやかな音を求める人にはまったくお勧めできない。 聴き疲れしない優しい音を求めている人には最高のアンプの一つだと思う。
オーディオ機器 山水電気 40000円qqtys