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Neo Zelanda “Mix Zelánea”
私は1980年代初頭にメール・アート&ミュージックをやっていた関係で、Neo Zelandaの名前(及び音楽も?)は知っていましたが、まさか、Neo Zelandaの作品がリイシューされるとは思ってもみませんでした。それで、Neo Zelandaのことを調べてみました。私はNeo Zelandaのことをグループ名と思っていたのですが、実は、スペインのAni ZincことMaría José Gonzálezのソロユニットだったのですね。先ずこれにビックリしました。そして、Diseño Corbusierのトリオ(或いはデュオ)のメンバーでもあり、レーベルAuxilio De Cientosの共同運営者でもあったということにも驚きました。更に、意外だったのが、1986年にリリースされた本作品が、唯一のアルバムだと言うこと、1982年にファースト・カセット”Radio Sabotage”位しかリリースされていないことを知りました。しかしながら、当時は良く名前を聞いていたように思ったのですが、、、。まあ調べてみても、その位しかわかりませんでしたが、彼女が当時のスペイン地下音楽を支えていたは確実ですね。それで、本作品でのメンツを紹介しておきます。Ani Zinc (Vo, Voice操作, Perc, Vocoder, Tapes, Kbd, Effects)で、ゲストにJosue (Kbd), Javier Marin (Kbd, Perc), Vox Populi! (Perc)が参加しています。この編成から分かるように、Neo Zelandaでは、彼女の自由奔放なヴォイス・パフォーマンスを中心にした音楽をやっており、その声を時には変調したり、加工したりして、そのバックに簡素なパーカッション(多分リズムマシン)やシンセが鳴っている音楽と言えばいいでしょうか?どちらかと言えば、スカスカな音で、ビートレスな曲も多いんですが(特にB面)、それを補って余る程に、彼女のヴォーカリゼーションとその加工仕方はアイデア満載で面白いです(勿論、Diamanda Galasとはタイプが全く違いますが)。B1などは鼻歌なんですが、声の重ね方や変調具合が抜群です。彼女の音楽は押し付けがましさがなく、何だかこの世のしがらみから自由になれそうなものです。なので、未聴の方は一度は体験された方が良いと思いますよ!
https://youtu.be/yHocfNxcsEs
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